2006年6月11日(日) 開演:15:00
オーチャードシリーズ「小山実稚恵の世界」 第一回レクチャー&サロン
場所:オーチャードホール B1F リハーサル室
出演者:小山実稚恵/黒田恭一
今日はオーチャードシリーズ「小山実稚恵の世界」第一回レクチャー&サロンがオーチャードホールのリハーサル室で行われました。
リハーサル室はとても広い空間で小山さん達は、いつもここでリハーサルをされているのかなぁ、なんて思いながら会場内へ入りました。
司会役はBunkamura オーチャードホール・プロデューサーであり評論家の黒田恭一さんとのレクチャーです。
黒田さんはユーモアを交えたとても歯切れの良い進行で長年に渡るベテラン振りが発揮されていました。
まず印象に残ったのは小山さん達お二人の椅子がとても高く座るのが大変そうでしたが、後になってその高さが客席の私達の目線と微妙に合っていることが分かりました。
このホールはリハーサル室との事で音の響きはとても良かったと思います。
お二人のトークが主体でしたが印象に残っている内容としましては12年間のシリーズは、やはり小山さんの熱い思いと深い理由と謎が組み込まれている様です。パンフレットの各シリーズのNo.(ナンバー)のタグにもそれぞれ色が付けられていますが、この色にも小山さんのメッセージが組み込まれているのです。第一回目は白です。
あと私には少し難しかったのですが、音階についての説明を小山さんがそれぞれの音階の特色を自らピアノを弾きながら語られて下さいました。
そのお姿はとても楽しそうでこれから先のシリーズの楽しさが予感されます。
今年はモーツァルトの生誕250年と騒がれていますが、実はシューマンは没後150年だそうです。ただ殆ど取り上げられる事がないのは、モーツァルトの様な幅広いジャンルではないからとの説明で、更に黒田さんは元旦生まれだそうで、そのお陰で誕生日のおめでたさは殆ど忘れ去られていてシューマンと同じ運命だとのトークで会場内は大爆笑でしたが、一番受けていたのは小山さんでした。
小山さんの素直で飾らない気持ちがひしひしと感じ取られるレクチャーでこの先の12年間シリーズの期待は更に深まって行く次第です。
最後に24日のプログラムでもありますシューマンの幻想曲ハ長調の第一楽章を私の目の前で演奏して下さいました。同じ目線にあるピアノと小山さんの息使いで完全にノックアウトされたのは私だけではありませんでした。
後半はなんと立食パーティーまで用意されていまして、小山さん、黒田さんも参加されて和気あいあいの雰囲気でした。
前半のレクチャーでたまたまお隣に座られた方からお声を掛けていただき、なんと今日来る前に下調べとしてファンサイトに3回も訪れてくださっていたと言うお話で、音楽の話題に花が咲きまくりました。本当にありがとうございました。音楽の話にとらわれて十分なご挨拶も出来ずに申し訳ありませんでした。この場をお借りしましてお礼申し上げます。また、24日にお会い出来ることを楽しみにしております。
今日は私も小山さんと楽しくお話が出来てとても幸せでした。
これからもよろしくお願いいたします。
朝から一日中雨でしたが、私の心は快晴でした。
では、皆さん24日にオーチャードホールでお会いいたしましょう。
渋谷 Bunkamura オーチャードの出入り口です。 |
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この奥に今日の会場(レッスン室)があります。 |
オーチャード内のいたる所に小山さんのポスターがありました。 |
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