まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

★ 画像の表示に時間が掛かりますので、少しお待ち下さい ★


▼ 小山実稚恵 華麗なるショパンの世界<第1回>     2010/12/23(木・祝) 
▼ 小山実稚恵&萩谷由喜子のトークイベント      2010/12/14(火) 
▼ 都響メンバーによる室内楽トークコンサートVol.4      2010/09/05(日) 
▼ 品川区民芸術祭2010 ・きゅりあんホール      2010/08/28(土) 


小山実稚恵 華麗なるショパンの世界 <全3回>

第1回 ショパンの名曲
〜オール・ショパンコンサート〜

2010年12月23日(木・祝)
15:00 開演
会場:厚木市文化会館 小ホール (神奈川県)

ショパン:
ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2
ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35「葬送」
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」
〜 休憩 〜
ピアノコンチェルト 第2番より 第2楽章 変イ長調
(ピアノ・ソロ版 )
ソナタ 第3番 ロ短調 作品58

<アンコール>
ワルツ 第19番 イ短調 「遺作」
ワルツ 第 7番 嬰ハ短調 作品64−2
ワルツ 第 1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
練習曲 ホ長調 作品10−3 「別れの曲」

2年ぶりの厚木文化会館♪

久しぶりの厚木市文化会館は、最高に素晴らしいお天気でした!
前回は厚木市文化会館 開館30周年記念公演 として2008年11月に尾高忠明さんと札幌交響楽団の皆さんによるチャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番をここの大ホールで聴きました。(感想はこちら
今日は小ホールでのリサイタルです!
小田急線で本厚木駅まで行きましたが、新宿方面と違い比較的車内は空いていて行楽地へ行く気分になれますね。
ただ本厚木駅からは徒歩で15分近くかかり、かなり歩く必要がありますが今日はとてもお天気が良いので気分は最高ですね。きっと地元のホールと言うことで車や自転車で来る人が多いのだと思います。
ホールは茶色の外壁であり落ち着いた雰囲気があります。
当日券は数枚あった様ですが、いつも会場でお目に掛かります小山ファンのお二人さんが当日券をお求めになった所、最後の2枚だったそうです。
小ホールは380人ほどでこじんまりとしていましたが、とても音の響きが良いのと、スタインウェイの音の良さが際立っていました。リサイタルには最高のホールだと思います。
小山さんは、紫のドレスですが玉虫色に輝き素敵でした。
前半はノクターンの2曲でまずは聴衆の皆さんの耳をぐっと引き寄せた後、葬送で心をぐっと引き寄せ、そして英雄で魂をがっちりと押さえ込まれました。
そして後半はラルゲット(ピアノコンチェルト 第2番)です。何度聴いても素敵です。小山さんの切ない思いが指先を通して僕の心へ優しく語り掛けてくれます。最高のひと時ですね。仕事の事など一切忘れてショパンに浸る。。。最高です!
閉めはソナタ 第3番です。とても芸術的で完成度の高いショパンの名曲です。小山さんはショパンコンクールの審査員としてワルシャワに長期間滞在されましたが、その息吹をしっかりと蓄えられ、僕にはそれを感じる事が出来ます。
そしてアンコールですが、何とワルツを3曲も弾いて下さいました。耳に馴染みのある名曲ばかりをじっくりと聴かせて下さいましたが、アンコールと言うより第3部と言った方が適切かもしれません。素晴らしい演奏に場内からため息が漏れていました。そして、拍手はなかなか鳴り止まず一瞬切れ掛かり、これで終わりと思った瞬間、小山さんがちょこっと顔を覗かせた事で場内はどよめきが起こり、またもの凄い拍手が・・・・・小山さんも出ざるを得ない状況になり、最後に留めの1曲を・・・・・これが最高に良かったです。しみじみと聴かせてくれました。演奏が終わりましたが、かなりの時間静まり返っていました。素晴らしい余韻でした。。。。こんなに長い時間、余韻を味わう事が出来るなんて。本当の贅沢な瞬間です。
場内の皆さん、別れの曲があまりにも素晴らしかったのでそれを心に刻み込んでいたのだと思います。
今日は最後の最後まで本当に素晴らしいショパンでした。
終演後のサイン会も沢山の方が参加されました。観客の全員に近い人が並ばれました。
今年も残り僅かとなりましたが小山さんに取りましてはショパン一色で染まった素晴らしい1年だったのでは?と思います。僕もファンの皆さんと共に小山さんの素晴らしい1年を共に過ごせたと思います。
来年も、健康であり素晴らしい1年である事を祈りつつ新たな年を迎えたいと思います。
皆さん、今年1年、ありがとうございました。そして来年も宜しくお願いを申し上げます。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>





今日はとても素晴らしいお天気でした

小ホールでのリサイタル



ホール前に大きな池があります




残りわずかが

完売となりました!



終演後にサイン会があります
ラルゲットショパンも人気がありました!



音の響きが良く素晴らしいホールでした
リサイタルには最高のホールです!



サイン会で小山さんを待っています



サイン会は凄い人気でした!

列が長くなり



2階まで続いていました
アンコールは4曲も弾いて下さいました!




素晴らしい演奏をありがとうございました!
<撮影・掲載 許可済みです>

すっかり日は落ちていました。




小田急線の本厚木駅です

駅前はクリスマス一色です



<クリック>

<クリック>


Date: 2010/12/23(木・祝)

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小山実稚恵&萩谷由喜子のトークイベント 「生誕200年のショパンと第16回ショパン国際コンクール」

2010年12月14日(火)
19:15 〜 20:45
会場:杉並公会堂グランサロン

出演者:
萩谷由喜子(音楽評論家)
小山実稚恵(ピアニスト)


小山実稚恵&萩谷由喜子のトークイベント
 「生誕200年のショパンと第16回ショパン国際コンクール」

萩谷由喜子さん公式サイト => こちらです
久しぶりの杉並公会堂です♪

2011年1月28日に杉並公会堂で開催される「小山実稚恵/ショパンの2曲の協奏曲室内楽版コンサート」に先立ち、音楽評論家の萩谷由喜子さんと小山さんとのトークイベントでした。チケットご購入のお客様限定企画と言う事で150名の抽選によるご招待でした。
杉並公会堂へは中央線で向かったのですが新宿駅から電車が動き出したとたん、突然急ブレーキが。。。。車内ではその弾みで沢山の人が転がる状況になりました。
地震でもあったのかと思ったら総武線の飯田橋駅で人身事故があったとのこと。車内に缶詰状態になりました。暮れになると人身事故が多いのですが復旧までに1時間は掛かります。いやぁ〜まいったなぁ。と約10分程度車内でまっていると幸い総武線だったので中央線まで影響が無いとの事で動き出しました。
杉並公会堂に着くとまず目に飛び込んだのが、イルミネーションされたホール前のツリーでした。

トークのご相手であります 萩谷由喜子さんは音楽評論家として、さまざまな音楽雑誌に演奏会評を執筆しているほか、多くのCDライナー・ノート、演奏会プログラムなどに解説を書かれておられ日本を代表する音楽評論家のお一人です。また今回のショパンコンクールへ現地取材にも行かれています。ちなみに滞在したホテルは小山さんと同じホテルとのこと。小山さんのトークイベントはこれまで何回か参加していますが、お相手は男性の方が多く今回初めて女性の評論家の方でした。トークはいつもより和やかで親しみやすかったのは萩谷さんのご人徳のお陰かと思います。
今回のトークでは興味深い話が沢山ありましたが、特に印象的で記憶に残っている事を書きたいと思います。
まずショパンコンクールの採点方法についてですが、各審査員が順位を付け一番点数の少ない人が1位と言う方式で、この点数以外で話し合いとかは無かったとのことです。
ユリアンナ・アヴデーエワさん(1位)に関しては、良く考えられて細部まで行き届いた演奏であったとの事です。また小山さんが個人的に良いと思ったのはルーカス・ゲニューシャスさん(2位)で巨大なモンスターを感じさせるものがありロシアものなどを聴いてみたいなと言う秘めたものを持っていたとの事でした。
小山さんがコンクールを受けた当時とは違い、今回のコンクールは皆さん全てが完成された技術を持っていてそれぞれのカラーがあると言われていました。
ピアノはヤマハ、河合、ファツィオリ、あとお馴染みのスタインウェイはハンブルク製とニューヨーク製があった様です。小山さんは個人的にはあらゆる環境で安定しているスタインウェイが好みの様です。
今回、日本の皆さんが上位にあがれませんでしたが、今後の課題としてはピアノがうまく弾けるだけでなく違う世界を沢山見て人間性を磨く必要があること。また出したい音のイメージを持ちどうしたらそれに近ずけられるか、などが課題では?と語られていた様に思います。
後半は質問コーナーがあったのですが、沢山の方からの質問があり中には音楽教師の方などからの質問など、とても興味深い質問もありました。
いくつか覚えている事を書きますと、一番好きなショパンの曲は舟歌と子守唄、あとエチュードの10??が好みの様です。また日頃の手のケアについては特に何もしておらず怪我などに注意するだけの様です。
あと音楽大学の学生さんだったと思いますが、本番であがらない秘訣は?と質問したところ私も知りたいと。小山さんが語られましたが、やはり集中する事かな??と言われていた様に思います。
最後に2011年1月28日に杉並公会堂で開催される「小山実稚恵/ショパンの2曲の協奏曲室内楽版コンサート」ですが、競演される景山誠治さんは小山さんの藝大時代の同級生で当時はブラームスのサークル?の様なものを一緒に作り競演していた様です。ちなみに景山裕子さんとのご夫婦出演です。シンプルな構成でのショパン・コンチェルトですが最高の力量を持った5名の奏者との競演は今から楽しみで是非皆さんにもお聴き頂きたいと思います。
約1時間30分のトークイベントでしたが、とても充実した素晴らしい時間になったのは司会役でお相手でありました音楽評論家の萩谷由貴子さんならではの心温まり歯切れの良い進行があったからだと感じました。
では、皆さんと1月28日に杉並公会堂でお会い出来ることを楽しみに来年を迎えようと思います。

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小山実稚恵Produce
ショパン・ピアノ協奏曲集(室内楽版)
小山実稚恵デビュー25周年。

室内楽版に聴くピアノ協奏曲の新たなる世界。

2011/1/28(金)
開演19:00

会場:杉並公会堂〈大ホール〉

ピアノ/小山実稚恵、弦楽五重奏

(共演者)
景山誠治(Vn)
景山裕子(Vn)
安藤裕子 (Va)
上森祥平(Vc)
渡辺玲雄(Cb)

ショパン:
ショパンワルツ集
第10番ロ短調op.69-2 / 第3番イ短調op.34-2
第19番イ短調「遺作」 / 第8番変イ長調op.64-3(以上小山ソロ)

ピアノ協奏曲第1番、第2番(室内楽版)  


ぴあでチケットを購入する
杉並公会堂でチケットを購入する



<小山さんからのメッセージ>
杉並公会堂は、いつも私たちを温かく豊潤な音で包んでくれる類稀なる至福の空間―。
2010年はショパン生誕200年、そして5年に1度行われる『ショパン・コンクール』の開催される特別な一年です。
熱冷めやらぬこの時期に、私にとって親しみ深き杉並公会堂で、室内楽版での2曲のショパンのコンチェルトを演奏できるのは、本当に幸せなことです。
心から信頼を寄せている5人の弦楽メンバーと共に作り上げるショパンの響き、そして室内楽版ならではの繊細なニュアンスを楽しんでいただけましたら、こんなに嬉しい事はありません。
皆さまと再びお会いできますことを、心より楽しみにしております。
         
                                                                                   小山実稚恵
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とても鮮やかで煌びやかなツリーです!



地下2階のグランサロンで

約150名の方が



この席上で萩谷さんと小山さんが。。。




荻窪駅前

<クリック>


Date: 2010/12/14(火)

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都響メンバーによる室内楽トークコンサートVol.4

2010年9月5日(日)
14:00開演

会場: 東京文化会館 小ホール (東京都)

ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第4番
シューマン:弦楽四重奏曲第1番
シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」

ピアノ:小山実稚恵

<東京都交響楽団の皆さん>
ヴァイオリン:吉岡麻貴子
ヴァイオリン:横山和加子
ヴィオラ:小林明子
チェロ:柳瀬順平
コントラバス:佐野央子

<アンコール>
シューベルト:
ピアノ五重奏曲 イ長調「ます」の第四楽章

久しぶりの鱒が聴けます♪

一昨日の余韻がまだある中、今日は東京文化会館での室内楽です。
しかも共演者は25周年記念公演の東京都交響楽団のメンバーの方達なのです。
(25周年記念公演では、めったに出ない大入り袋が出たと、ヴァイオリン:吉岡さんからのトークにありました)
これまでに小山さんの「ます」は何度か聴いていますが、今日の共演者が一番若い共演者だと思います。

今日は35℃を越える猛暑でしたが文化会館の中は都会のオアシスの様に涼しくて快適です!特に客席内はもの凄く涼しくて生き返る様でした(笑)

まず前半は、ロッシーニとシューマンです。
ロッシーニはあまり聴く事の出来ない曲の様でとても貴重な演奏を聴く事が出来ました。
そしてシューマンの弦楽四重奏曲はやはり心にグッと来る素晴らしい曲ですね。常日頃、楽団の中で共演されている皆さんだけにその調和はとても素晴らしいものがあります。
そしてメンバーの皆さんのトークがありました。皆さんの練習時間や息抜きの方法などとても楽しいトークでした。難しい事抜きで、時にはこの様なトークも新鮮で良いと思いました。
そして後半に小山さんが登場されます。。。。。
小山さんは、紫のドレスでとてもシックで素敵です。
演奏が始まる前に、トークの司会役を務めているヴァイオリン:吉岡さんから小山さんへのインタビューです。
質問は、小山さんの息抜きの方法は何ですか?ですが、ファンの皆さんは既にお分かりですよね??
そうですなんです、甘い物を食べる事と、マルコとルビンと遊ぶ事です。
トークが終わるといよいよ「ます」の始まりです。
「ます」は何度聴いても良いですね。演奏が始まる前に何故か「ます」のメロディーが頭の中を駆け巡ってました。
今日は共演の皆さんが若い事もあり、「ます」がいきいきと泳ぎ回る姿が目に浮かんできます!
共演の皆さんは最初、少し緊張した様子が見えましたが、小山さんはもう楽しさ全快モードでしたね!
曲も楽章が進みにつれて共演の皆さんも次第ににこやかになり、川の流れの中でいきいきと泳ぎ回る「ます」を素晴らしく表現されていました。猛暑が続き疲れた身体を解きほぐし、心も爽やかになりました!そんな素晴らしい演奏でした。
アンコールは全員揃っての第4楽章で、本当に皆さん、楽しそうに演奏されてましたね!聴いている方も思わず和んできました。
楽しい時間を過ごす事がでしました。今日のいきいきとした素晴らしい演奏に場内からは惜しみない拍手が続いていました!
終演後はお待ちかねのサイン会です。
今日も熱心なファンの皆さんと会話を交わされている小山さんは、いつもの様に素晴らしい笑顔でした。
来週より「音の旅」が始まり、来月はいよいよポーランドでのショパンコンクール審査員です。
今年はとても充実した時間を過ごされている小山さん。どうぞこれからの25年も変わらずにピアノを楽しんで下さい。僕達も一緒に楽しませて頂きます。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです


今日のお勧めの1枚<クリック>

2010年9月22日発売!


上野駅 公園口
9月5日だと言うのに真夏日です!



上野の森へ行く人たち

こちらは東京文化会館



今日は小ホールのみの演奏会




この奥の左手が小ホール

チケットは完売です!



この坂を上ると小ホール

ここは馴染みの客が多いです



賑わいを見せるホワイエ

落ち着いた年代層が主です



今日はサイン会があります

殆どのCDがありました!



音の響きの良い小ホール

小ホールは何とも言えない雰囲気があります


休憩時間です

後半に小山さんが登場します



アンコールは”ます”の4楽章でした

サイン会の列



サインは心を込めて
<撮影・掲載 許可済みです>
素敵です!
<撮影・掲載 許可済みです>



<クリック>
Date: 2010/9/5(日)

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品川区民芸術祭2010 ・きゅりあんホール                                        

公演期間 2010/8/28(土)
開演:16:00

会場:
きゅりあん(品川区立総合区民会館) (東京都)


指揮:飯森範親
演奏:東京交響楽団


芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
ベートヴェン:交響曲第7番

<アンコール>
バッハ:G線上のアリア


猛暑日が続きます!

連日、34度に近い猛暑日が続き、今日も朝から暑いです。
この異常気象は地球全体で起きている事の様です。
毎日通勤途中で目にしているきゅりんホールですが、ここで聴くのは初めてです。
2006年(この時はラフ2です。きゅりあんでは全てラフマニノフですね)にもコンサートがありましたが、この時は残念ながら私用で行けませんでした。
隣が電気店のビルの8階に大ホールがあります。
ホワイエは天井が高く全面ガラス張りなのでとても明るく、遠く品川の街が一望出来ます。
客席は1階のみなのですが、後席にかけてスロープがあり落差分、一番後ろの席から外へ出ると2階のホワイエに出ます。
舞台、客席(1074席)ともにそんなに大きくないホールですが、椅子だけはガッチリしていて座席が高めでした。
まず1曲目は芥川也寸志:交響管弦楽のための音楽と言う曲で、初めて聴く曲です。
2曲目が小山によるラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番です。
小山さんは鮮やかな紫色のドレスでゴージャスな雰囲気が醸し出されています。
久しぶりのラフ3で、前から2列目の小山さんの後方の席なので指先がバッチリ見えます。
ピアノを聴くのは前の方の席が良いという話を聴きますが、やはり音が直接耳に伝わるのと、演奏者の息使いや表情が鮮明に伝わることで頷ける話であります。
飯森さんの合図で演奏が始まりました。張り詰めたホール内をピアノの音が鳴り響きます。
そして徐々にテンポが上がり豪快なピアノの響きへと変わって行きます。
ラフマニノフのピアノ曲は、CDで聴くのと生で聴くのでは大違いな曲だと思います。
特に3番は演奏者のピアノを弾く姿を見ることも曲の一部の様に感じます。
全身、全霊で弾く曲。小山さんのラフマニノフは定評がありますが、それは生演奏を聴くことで更に伝わる物があります。
小山さんは、ラフマニノフの世界に完全に入り込んでいますね。カデンツァは何度聴いても心にグッと来ます。
客席の皆さんも小山さんのピアノの迫力に圧倒され、ピアノってこんなに凄かったのだと、改めて感じた事と思います。
そして第2楽章。しっとりとした曲の流れが心を癒してくれます。そして徐々に感動が高まり天に昇りつめた時、ラフマニノフの想いが一気に開放され素晴らしい極上のロマンスへと導いてくれます。
小山さんのピアノはラフマニノフを弾く事と言うよりも、ラフマニノフの気持ちを奏でると言う、小山さんだからこそ出来る世界だと思います。私たちを完全にラフマニノフの世界へ引き込んでくれました。
そして途切れなく第3楽章へと進み、この時にはもう指揮者の飯森さん、東京交響楽団の皆さんとの息も一つになり、それはもう素晴らしいの一言に尽きる名演奏でした。終盤へ掛けての熱演は、やはり飯森さん無くしては語れぬ場面でピアノとオケの駆け引きは抜群に素晴らしく一気に炸裂してくれました。今日の演奏は本当に素晴らしかったと思います。
やはり観客席の皆さんも同様だった様で、きゅりあんホールでもブラボーの掛け声がいくつも上がっていました。
熱いほとぼりが冷め止まぬ中、休憩時間になりホワイエに出るとCD売り場は凄い事になってました。
やはり今の演奏がそうとう強烈な印象として心に残った様で、サイン会がある事もあり売り場はごった返していました。
後半はベートヴェンの交響曲第7番で、飯森さんと東京交響楽団の皆さんの素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。
終演後、指揮者の飯森さんがスピーチを行い、同じ品川区民として品川の芸術振興に寄与したい事や、品川区長もお見えになっている事などを語られ、アンコールは3曲が熱い演奏だったのでバッハで、と言う事でG線上のアリアをしっとりと聴かせてくれました。
終演後はお待ちかねのサイン会です。今日は指揮者の飯森さんと2人でのサイン会でもあり、予想通りの長蛇の列でした。特に夏休みも最後となり小学生のお子さんも沢山来ていて小山さんと写真を撮られたり、良い想い出作りをされていました。
小山さんは、その足で次の会場となる那須へ向かわれました・・・
那須野が原ハーモニーホールでもきっと暑さを吹き飛ばす、素晴らしいラフマニノフの世界が広がる事でしょう!!

そして、あと1週間と迫った25周年記念コンサート。
ブラームスのピアノ協奏曲が2曲も聴けます。一晩で2曲を弾くのは日本では、園田さん、横山さんに続く3人目との事ですが、勿論、女性では小山さんが初めてになります。
また小山さんの熱いブラームスが聴けると思うと、残暑も乗り切り頑張れる1週間となりそうです!!
ファンの皆様、またサントリーホールでお会いいたしましょう♪



<まだ、25周年のチケット あるかも?>


 <クリックで詳細>

▼25周年コンサートのお申込みはこちらから▼
e+
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050002P002000800P0030068P0006

ぴあ
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1017038



このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>



大井町駅前にある、きゅりあんホール
入場を待つ沢山の方々。しかし暑いです!



当日券は若干ありました。

ワインレッドの床が印象的



開演前の様子

1階席のみの客席



CD売り場は大盛況!

そうです。サイン会があります!



1階ホワイエです




前面ガラスに覆われて明るいです。

終演になりました。



サイン会は超長蛇の列です。

指揮者・飯森さんとのサイン会。



一人ひとりに想いを込めたサイン。
<撮影・掲載 許可済みです>
最高の笑顔です。
<撮影・掲載 許可済みです>


すっかり日は落ちてました。

JR側の大井町駅



帰りに寄りました。客は自分を入れて11人

ワンパターンの塩ラーメン、あと餃子待ち(笑)



<クリック>

<クリック>
Date: 2010/8/28(土)

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