まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼ 「チェロ本流 ベートーヴェン+ブラームス・ソナタ全曲」第3回     2010/04/11(日) 
▼ 川口総合文化センター/リリア・シリーズ(全3回シリーズ)第3回目     2010/03/20(土) 
▼ 相模原室内合奏団 県立音楽堂特別公演  ショパン・ピアノ協奏曲第1番    2010/03/07(日) 


「チェロ本流 ベートーヴェン+ブラームス・ソナタ全曲」第3回                                           

2010年4月11日(日)15:00開演

チェロ=堤 剛
ピアノ=小山実稚恵

会場:フィリア・ホール


ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
チェロ・ソナタ ニ長調(クレンゲル編)
(原曲:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」)
〜 休憩 〜
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99

<アンコール>
シューマン:
アダージョとアレグロ


フィリアホール前交差点

朝からとても良い天気で気温も20℃を超え、やっと春らしくなってきました、
今日は地元でのコンサートなので2時30分に家を出て45分には現着しました。
地元は何も無い街ですが、このホールだけは誇れるかもしれません。
リサイタルには持って来いのホールで、毎回著名な演奏家がコンサートを開いています。
小山さんは昨日の大阪いづみホールの20周年ガラ・コンサートに出演され、明けてのフィリアになります。
本当に疲れを知らない小山さんですが、やはり大好きな音楽に触れる事でパワーが注入出来ているのだと思います。僕も小山さんくらい仕事に集中して取り組めると良いのですが、なかなか難しい事です(笑)
今日は堤さんとのブラームスです。堤さんは僕が学生の頃、日本では類を見ない国際的なチェロ奏者で日本のクラシック界ではピカ一の存在でした。ヤーノッシュ・シュタルケルが好きで、ドボルザークのチェロ協奏曲をレコードが擦り切れるくらい毎日聴いていましたね。その門下生が堤さんなんですね。堤さんのチェロを聴くと当時の事を思い出します。
会場はほぼ満席の状態で、気候も良いし最高のコンディションです。
開演時間になると堤さんと、小山さんが仲良く登場されました。
小山さんは玉虫色の素敵なドレスで、堤さんはトレードマークのチョウネクタイです。
今日のピアノはとても良い響きをしていたと思います。堤さんのチェロと良く共鳴し合っていました。
なので、ブラームスのソナタは限りなく美しく、そして心地よい力強さを感じる事が出来ました。
小山さんと堤さんは、もう阿吽の呼吸なんですね。一身一体のまま、メロディーは限りなく溢れ出して来ます。
そしてアンコールは、シューマンの曲でした。ブラームスの後で聴くシューマンはとても繊細で美しく、しばし時を忘れる想いでした。
あっという間の2時間でしたが、終演後の小山さんと堤さんの満面の笑みは最高でした。
お二人は心の底から音楽を楽しんでおられる事がヒシヒシと伝わって来ました。
会場内の皆さんも、充実した時間を過ごすことが出来、心身ともに充電出来たことと思います。
そして終演後は、お待ちかねのサイン会で、今回は堤さんと同席でのサイン会でした。
小山さんも、沢山のファンの方たちと会話され、とても嬉しそうでした。
日が伸びたもので、5時はまだまだ明るいです。
帰りは店員が中国人しかいないラーメン屋に立ち寄り早い夕食を済ませました。
久しぶりに訪れたのですが、不況のせいかラーメンに乗っているトッピングの量が以前よりかなり減っていました。しかし素晴らしい音楽が聴けたので、今日はこれで良しとします(笑)
次は、5月の熱狂の日音楽祭になります。
何とか3公演のチケットをゲット出来ましたので今から楽しみにしています。
では皆さん、またフォルジュルネでお会い致しましょう!

このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>




穏やかな雰囲気を持つホール

堤さん、小山さんの多彩なCD



休憩時間は20分

響きの良い素晴らしいホールです



終演となりました

アンコールはシューマンでした



お待ちかねのサイン会です




堤さんと並んでのサイン会です

いつも素敵な小山さんです



ホールの扉が閉じられました

ホールは東急デパート内にあります



青葉台駅です。時々著名人の方を見かけます。

近所のラーメン屋で塩ラーメンを食しました(笑)



Date: 2010/4/11 (日)

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川口総合文化センター/リリア・シリーズ(全3回シリーズ)第3回目                                               
「ショパン・リサイタルシリーズ」として2008年〜2010年の3回にわたりオールショパンプログラムの特別企画。

第3回 2010年(ショパン生誕200年記念)

公演日: 2010年3月20日(土)
開演:18:00
会場: 川口総合文化センター リリア音楽ホール
問合せ: リリア・チケットセンター 048-254-9900

(曲目) 
オール・ショパン・プログラム
マズルカ 第36番 イ短調 作品59-1  
マズルカ 第37番 変イ長調 作品59-2  
マズルカ 第38番 嬰ヘ短調 作品59-3
ソナタ第2番変ロ短調 作品35「葬送」
〜休憩〜
ソナタ第3番ロ短調作品58 他

<アンコール>
ワルツ 10番 作品69の2
ピアノ協奏曲第2番 第2楽章(ソロバージョン)

開館20周年を迎えるリリア♪

第1回目の感想は こちら
第2回目は、平日で行けませんでした。
朝からとても良い天気でしたが、風がかなり強い一日でした。
リリアのシリーズは毎年この時期に行われ今回が3回目の最終回でした。
1回目と2回目のうち1回目は行けましたが、残念ながら2回目は行けず、そして今回の3回目となります。

小山実稚恵 ショパン・リサイタル・シリーズT
2008年3月9日(日) 14:00開演
<プログラム>
ショパン:ワルツ全14曲(第1番〜第14番)
ショパン:バラード全4曲(第1番〜第4番)

小山実稚恵 ショパン・リサイタル・シリーズU
2009 3/18(水)19:00開演
<プログラム>
ノクターン第17番ロ長調作品62−1
ノクターン第18番ホ長調作品62−2
ポロネーズ第5番嬰ヘ短調作品44
ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」作品53
ポロネーズ第7番変イ長調「幻想ポロネーズ」作品61
24の前奏曲作品28

リリアはやはり遠くて横浜の田舎からは1時間30分の道のりです。
5時30分にリリアに着きました。駅からは徒歩1分なので本当に目の前にあります。
リリアは開館20周年と言う事で盛大なイベントが用意されていて7月1日(木)は小山さんも出演されるガラ・コンサート、そして11月2日(火)は小澤征爾さん率いるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会なども予定されています。
ホールに入ると20周年を祝う大きな垂れ幕が目に入ります。
ここ埼玉は小山さんが確か東京藝術大学時代に住まわれていた第二の故郷なので、当時から応援をされているファンの方が沢山いるとお聞きしています。なのでここリリアは小山さんのホームグランドの様なもので埼玉で行われる公演はいつも大盛況です。
リリアは総合文化センターの中にあるホールでここにはメインホール(2002席)と音楽ホール(600席)があります。今日は音楽ホールでのリサイタルです。このホールはリサイタル専門のホールなので本当に音の響きが良く、客席はなだらかなスロープになっていて後方の席でも舞台が良く見え、また音も十分に伝わってきます。天井の高さもかなりありますので、開放感、音の臨場感もまた格別な理想的な音楽ホールです。
今日の小山さんは淡いグリーンのドレスで、ちょうどこのファンサイトの背景色の様な色です。実は小山さんはこの色が一番お気に入りの色なのでファンサイトも緑を基調としています。
前半は練習曲とマズルカを3曲。とても美しい旋律に小山さんの情感がたっぷり乗ったピアノの音が会場内を包みました。スタイウェイの響きも良く、特に低音部はたっぷりと余裕のある音を感じました。
前半の最後の曲は「葬送」でした。この曲からは暗いイメージを持ってしまいますが、改めてこの様なコンサートでじっくり聴くと、本当に素晴らしい曲なんですね。そして恐らく近いうちにこれに絡んだ嬉しいニュースを皆さんへお届け出来ると思いますので楽しみにしていてください。
そして後半はソナタ第3番ロ短調です。この曲は物語を読んでいるようで本当に多彩で充実しておりピアノを弾く者にとっても、また聴く者にとっても最高の1曲だと思います。夢見るような美しい情景や情熱が弾ける色彩溢れる展開で本当に時を忘れてしまいます。小山さんは完全に曲の中に溶け込んでいて、聴く側もその音の世界に完全に引き込まれていました。そしてここリリアは小山ファンが多い土地柄でもあり、曲が終わってからの余韻を味わう術も十分に心得ていて、小山さんの指が鍵盤から完全に離れた後の余韻が本当に気持ち良いでのです。ホールが完全に静まり返ったその凝縮された時間に、あ〜良かったなぁ〜としみじみ感じるのです。本当に素晴らしかったです。。。。
そしてアンコールは思ってもいなかったプレミアムアンコールが。。。
まずはワルツ10番。もの悲しげなワルツですが心が締め付けられる思いがして、ナイーブで繊細なショパンを感じることが出来る素敵な曲です。
そしてなんと、ピアノ協奏曲第2番 第2楽章(ソロバージョン)を弾いて下さいました。
コンチェルトも勿論素晴らしいですが、このソロバージョンの何ともロマンチックで美しい旋律。小山さんは一音一音に想いを込めて弾かれていました。会場内の皆さんも、呼吸すらするのを忘れる位にその素晴らしい演奏に釘付け状態でこの曲が今でも脳裏に焼きついている事は疑いないと思います。演奏が終わった後はしばしの余韻を。。。そして皆さん、思わずため息を漏らしながら我に返っていました。本当に素晴らしかったです。何度でも聴きたいと思わせる名演奏でした。
終演後はお楽しみのサイン会です。恐らくこの最後のアンコールが皆さんに強烈な印象として残っているようで、サイン会も大盛況でした。そして花束やプレゼントが所せましと置かれていた事をみてもファンの方が沢山集まられていた事と思います。僕も普段より小山さんのコンサートでお目にかかる方、10名位をお見受けしまして挨拶を交わせて頂きました。今日は遠路からお見えになっている方も多かった様ですが、皆さん充実した一日を過ごされた事と思います。
そして、小山さんのピアノはこれからも揺るぐ事のない音の世界を私たちファンのために届けて下さり、またファンの皆さんも小山さんのピアノを愛し続けてくれる事を、強く感じる事が出来た今日のコンサートでもありました。
帰りは風がますます強くなっていましたが、気持ちの良い風として感じる事ができ、間じかの春を垣間見る事が出来ました。

このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>




ひさしぶりのリリアです。

リリア周辺の眺めも変わったような・・・



5時30分に現着

小山さんのポスターがお出迎え・・・



壮大なオブジェ・・・

開館20周年の垂れ幕が・・・



20周年記念の案内が

ガラ・コンサートが7月1日行われます



2階からの眺め

会場入り口の案内



開演前の様子

サイン会があるのでCD売り場は大賑わい


新譜のショパンコンチェルトが大人気



サイン会は長蛇の列です



いつも楽しいサイン会です

小山さん、今日も素敵なショパンをありがとう・・・



夜のリリアは煌びやかです

JR川口駅は目の前です



Date: 2010/3/20 (土)

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相模原室内合奏団 県立音楽堂特別公演                                               
公演日: 2010年3月7日(日)
開演: 15:00
会場:神奈川県立音楽堂

指 揮:飯森範親
管弦楽:相模原室内合奏団

【プログラム】
ワーグナー/「楽劇タンホイザーより大行進曲」
ショパン/ピアノ協奏曲第1番
〜 休憩 〜
リムスキー=コルサコフ/「交響組曲シェヘラザード」


彼方にはみなとみらい21がそびえていました。

一昨日の春の様な陽気から一変して、今日はまた冬の寒さに逆戻りです。
朝からシトシトと雨が降りしきる中、神奈川県民でしかも横浜市民でありながら始めて行く、神奈川県立音楽堂。
こんな日に聴くショパンもまたおつな物かも(笑)
桜木町駅から歩くこと約10で現着しました。後方に、みなとみらい21の街並みがド〜〜ンと目に飛び込んでくる凄い場所にありました。神奈川県立音楽堂は55年も前に作られたホールなので、僕と同じでかなり古いホールです(笑)
しかし中に入るととても伸びやかで明るいホワイエがあり、なかなかどうしてモダンなホールです。
そして客席は木のホールと言われる洋に天井から周囲の壁までほとんど木で出来ていました。
開演前にホワイエにて、ロビーコンサートがありました。この様な催しもあり、神奈川県立音楽堂、なかなかやりますね!
気持ちが和らいだ所で客席へと移動しました。客席は最前列から後方まで一直線のなだらかなスロープ状になっています。チケットが3列目になっていたので席を探したら、なんとセットバックしてて3列目が最前列になっているのです。しかも小山さんの真ん前の席でした。今日も目の前に小山さんでした(笑)
演奏前に指揮者のトークがあり、相模原室内合奏団の皆さんの紹介(合奏団は各楽団の方や音楽関係者のアスリートが寄り集まり相模原市を中心として構成されています)、そして小山さんの紹介の話の中でショパン・コンチェルトの収録についての面白い話が聞けました。聞くところによりますと、CDの編集において、なんとあのランランもSONYで同時期に収録を行っていて、小山さんと隣りあわせで同じくショパンのコンチェルトだったそうです。そして小山さんはショパン・ナショナル・エディション版でランランは通常版の様で、同じようで全く違う収録だった様です。
そして今日のコンチェルトは勿論、CDと同じショパン・ナショナル・エディションになります。
まずは、ワーグナー/「楽劇タンホイザーより大行進曲」 で威勢よくスタート。舞台の左右にトランペット奏者がそれぞれ3名加わり、立体感あふれる素晴らしいワーグナーでした。流石に飯森範親さんは一味違う指揮者でした。素晴らしいです!そして純白のドレスを身にまとった小山さんの登場です。
指揮者のタクトが振り下ろされると相模原室内合奏団の皆さんの演奏が。。。やはり各界の達人が揃っているので力量の高い演奏です。そして小山さんのピアノが・・・おお!!!今日のスタインウェイは何と良い音なのか。。。安定した中高音と締まった低音。音がこもらずシャワーの様に降り注ぐ素晴らしい音色です。良い音色なので小山さんも安心して思いっきり弾ききっていましたね。ショパン・ナショナル・エディションはCDで毎日の様に聴いているので今日の演奏も楽しく聴くことが出来ました。名手揃いの相模原室内合奏団の皆さんと木の温もり感じさせるホール。優しい音に包まれ、素晴らしいショパンでした。観客の皆さんもとても満足した様子でした!!
そして後半はシェヘラザード。素人の自分は室内合奏団と言う言葉で、小人数のこじんまりとした楽団と思っていましたが、大きな間違えでスケールが大きく本格的な楽団でした。勿論シェヘラザードも綺麗な音色と迫力があり色彩豊かな演奏で素晴らしい演奏でした!
終演後はお待ちかねのサイン会です。やはり新譜のショパン・コンチェルトを購入される方が多かった様です。
ファンの皆さんは小山さんと楽しい時間を過ごす事が出来ました。
いつの日か、この木のぬくもりを感じさせてくれるこの素晴らしい音楽堂で是非また聴いてみたいのもです。

このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>




桜木町駅を出てJRのガード下を歩くと・・・

横浜能楽堂の標識が



紅葉坂を登ると・・・

あれが県立音楽堂です



はるか彼方にみなとみらい21の街並みが・・・

今日の案内が出ていました



とても明るいホワイエ

どうやらロビーコンサートがあるらしい



素敵な音色が鳴り響き出しました

素敵な演奏でした!



別名木のホール・テレビカメラでの撮影あり!

ショパン。コンチェルトのCDも売れています



終演後のサイン会の列

今日もお疲れ様でした



いつもにニコヤカで優しい小山さん


Date: 2010/3/7 (日)

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