まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

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▼ 2010都民芸術フェスティバル ラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番      2010/03/05(金)
▼ 土曜ソワレシリーズ2010《女神(ミューズ)との出逢い      2010/01/23(土)
▼ 東京文化会館《響の森》ニューイヤーコンサート2010     2010/01/03(日)

2010都民芸術フェスティバル                                               
2010都民芸術フェスティバル

オーケストラ・シリーズNo.41

公演日: 2010年3月5日(金)
開演: 19:00 / 開場 18:30
会場: 東京芸術劇場
演奏:読売日本交響楽団
指揮:現田茂夫

リャードフ:魔法にかけられた湖 作品62
ラフマニノフ(ピアノ協奏曲第2番ハ短調)

〜 休憩 〜

チャイコフスキー:交響曲第6番 「悲愴」


昨年に引き続き、都民芸術フェスティバル出演の小山さん。

2009都民芸術フェスティバルの感想はこちら
2007都民芸術フェスティバルの感想はこちら
3月上旬だと言うのに今日の気温は20度。春が一気にやってきた一日になりました。
都民芸術フェスティバルは、毎年この頃に開催されていて、小山さんは2007年、2009年に続く出演になります。
国内最高の演奏なのにリーズナブルの料金なのでチケットは、毎年早いうちに完売となります。
今日は現田さん指揮で読売日本交響楽団のラフマニノフのピアノ協奏曲第2番ですが、2007年にも大友さん指揮で東京フィルハーモニー交響楽団による同じ曲目が演奏されています。
ラフマニノフの交響曲第1番は、今でこそ皆に愛されているロマンティクな曲ですが、1897年のモスクワ初演時には批評家の酷評に遭ってラフマニノフは鬱傾向と自信喪失に陥り、創作不能の状態となったそうです。この時に自信回復のためにあらゆる手を尽くしてくれたニコライ・ダーリ博士に献呈されたのがこの第2番なのです。なのでこの曲は心の底から溢れ出る喜びと感動に満ちたピアノ協奏曲の最高峰となっていて、日本でも沢山の人に愛されています。そして国内でのラフマニノフ奏者としては、やはり小山さんが筆頭に上げられると思います。
そんな小山さんの演奏が現田さん、読売日本交響楽団との競演で、ここ東京芸術劇場で行われます。
仕事を定時で終え、途中そばを食べてから一路池袋へ向かいました。6時30分頃に現着となりあの長いエスカレーターに乗りました。丁度入場開始となり皆さんホール内へ移動する所でした。
やはり芸劇はデカイです。ゆったりとした空間なので、ホール内でも比較的人がまばらな感じですが、今日は完売の約2000人がここに集まります。
リャードフの魔法にかけられた湖のあと、舞台の袖口よりスタインウェイが運び出されました。
椅子の配列が整うといよいよ、小山さん登場です。今日は鮮やかなパープル色のドレスでとても素敵です!
指揮者の現田さんとアイコンタクトと取ると、厳かに鐘の音が場内に轟きました。今日のピアノは幾分響きがいつもとは違うようでしたが、その重厚なロシアの大地を思わせる響きはまさに小山さんの演奏です。小山さんは今年の2月にロシアへ行ったばかり(モスクワでフェドセーエフさんとの競演)なので、きっとその時の思い出も蘇っていることでしょう。
カデンツァになるとその思いも最高潮に達して場内はロシアの香りで一杯になりました。幻想的でロマンチックな第2楽章では、ラフマニノフが精神的に安定した安らぎを十分に思い知りことが出来ます。そして最終楽章では、ラフマニノフの歓喜が一気に加速して終演へと向かいます。小山さんと現田さん、そして読売日本交響楽団さんの心が最高潮に達した時、会場内からブラボーと沢山の拍手が鳴り響きました。やはりラフマニノフは素晴らしいです!!なんど聴いても素晴らしいです!!
後半はチャイコフスキーの悲愴ですが、現田さんと読売日本交響楽団の皆さんの演奏は本当に感動に満ちた素晴らしい名演でした。演奏後の現田さんの爽やかな笑顔が印象的でした。

小山さんとは2ヶ月ぶりの再会でしたが、変わらずお元気な姿がとても印象的でした。
次は、明日(3月7日)の横浜・桜木町の神奈川県立音楽堂での演奏です。
初めてのホールなので楽しみです。


このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

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一年ぶりの東京芸術劇場です。

早いうちからの完売です!



しかし長いエスカレーターです。

丁度、入場となりました。




広々としたホワイエは気持ちが良いです



本当にくつろげるホールです。

小山さんの新譜 ショパン・コンチェルトも・・・



座席の横幅は他のホールより少し広めです

2階付近の様子です



誰だか見逃しましたが・・・

楽譜と写真が・・・



夜の池袋です

終演となりました



約2000人が一斉に集まります



皆さん、今日の感動を胸に・・・

またどこかの会場でお会いしましょう・・・





Date: 2010/3/5 (金)

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土曜ソワレシリーズ2010《女神(ミューズ)との出逢い
第197回 小山実稚恵「シューマンの想い」

開演日: 2010年1月23日(土)
18:00開演

会場:ファリアホール


シューマン:
アベッグ変奏曲ヘ長調Op.1
子供の情景Op.15
幻想曲ハ長調Op.17

<アンコール>
シューマン:
クライスレリアーナより第4曲
アラベスク ハ長調Op.18
東急田園都市線・青葉台駅
2008年からスタートし、隔年ごと、2018年までの「作曲家の想い」
シリーズ(全6回)の第2弾。生誕200年を記念して、シューマンの
満ち溢れるロマンをお届けする。

今日は一応地元と言える場所にありますフィリアホールでのリサイタルです。
青葉台は以前は本当に畑の田舎町でしたが、数十年も立てば変わります(笑)
何せ、僕が学生時代に東急田園都市線が渋谷駅から今の長津田駅まで延びて来たのですが(当時は中央林間まで行ってませんでした)二子玉川から先は殆ど畑の田舎でした。
またこの辺はホールが無くて、ここフィリアホールが唯一のちゃんとしたホールなので貴重なホールです(笑)
青葉台駅は駅の周辺は東急デパートなどがありますが、少し離れるとほぼ住宅街です。
今日は自宅から近いので家を5時20分に出ました。
このフィリアホールは500人規模のこじんまりとしたホールですが、特に2階席の音の響きは最高です。
なので今日は2階席で聴いてみました。
今日の小山さんは緑がかった黄金色とでも言うのでしょうか、とてもシックで素敵なドレスでした。
前半はアベック変奏曲と子どもの情景です。とてもシューマンらしさを感じさせてくれる曲ですね。
とても優しげで優雅な曲です。小山さんのピアノもシューマンの響きを余すことなく奏でてくれました。
シューマンの曲はこのフィリアホールにはピッタリだと思いました。心に染み入るとは正にこの音だと思います。
休憩時間は20分ありました。今日は終演後にサイン会があるとの事でCD売り場も沢山の人で溢れていました。休憩時間には、プログラムの中で小山さんとの対話で語られています音楽評論家の萩谷由喜子さんともお話が出来ましてとても光栄でした。
後半は幻想曲です。この曲は本当に躍動感に溢れ情熱的ですね。一度聴いたら忘れられない曲です。
前半のシューマンと後半のシューマンと、それぞれ違った味わいを感じる事が出来てプログラムもとても良かったと思います。
特に後半の小山さんはどっぷりとシューマンの世界に浸っていましたね。観客の皆さんも曲に浸っていましたし曲が終わった後の余韻も十分に楽しんでいました。やはりここ青葉台の皆さんのマナーは最高で地元である者として少しホッとしました。
アンコールはクライスレリアーナとアラベスクで何れもシューマンの王道を行く作品であり、小山さんのピアノを十分に堪能する事が出来ました。
終演後は皆さんお待ちかねのサイン会です。勿論、いつもの様に長蛇の列で皆さん、思い思いの感想を小山さんへ語られていました。
今日はいつも書き込みをして下さるhideさんともお会い出来て終演後に楽しい一時を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。
ファンサイトのスケジュールにも書きましたが小山さんは29日からの3日間、フランスのナントで開かれるフォルジュルネのコンサートに出演され、その足でモスクワへ飛ぶそうです。モスクワではフェドセーエフさんとのコンサートの様ですが詳細が分かりましたらファンサイトでご紹介をさせて頂きます。
今年はショパンイヤーであり、小山さんのデビュー25周年の年。ますます忙しい1年になりそうです。どうぞお身体をご自愛頂きまして頑張ってください。

このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

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青葉台東急スクエア South-1本館5階にあります

落ち着いた面持ちのホール



2年に1度で全6回のシリーズです。

今日はオールシューマンです。



500人のホールです。

広々としたホワイエ。



終演後にサイン会があります。



休憩時間の一コマです。



客層も落ち着いた雰囲気でした。

アンコールもシューマンでした。



終演となりました。




サイン会は長蛇の列でした。(この2倍以上でした)



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Date: 2010/1/23(土)

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東京文化会館《響の森》ニューイヤーコンサート2010
東京文化会館《響の森》vol.27
ニューイヤーコンサート2010

公演日 2010年1月3日(日)
開演 15:00 / 開場 14:20
会場 東京文化会館 大ホール(東京都)

[演奏]東京都交響楽団
[指揮]大友直人

ヨハン・シュトラウス2世/春の声 op.410
ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
〜休憩〜
チャイコフスキー/交響曲第5番 ホ短調 op.64
<アンコール>
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番


新春の東京文化会館♪
新年あけましておめでとうございます。
今日は2010年最初のニューイヤーコンサートです。
曲目はショパンイヤーに相応しいショパンコンチェルト第1番。
まだ正月気分が抜けない中を上野に向かいました。
途中の電車内は空いていましたが、さすがに上野駅は混んでいました。
公園口に出ると文化会館の前はかなりの人だかりがありました。
入場開始の5分前に着きましたが、文化会館に足を踏み入れたとたん、ものすごい人で溢れ返っていました。
この不況を吹き飛ばす幸先の良いスタートです。
チケットは完売でしたが当日券もキャンセル待ちで何枚か発売されていました。
着物姿の人はいませんでしたが何となく正月気分の晴れやかな感じがする場内でした。
曲目は新春コンサートのお決まりでありますヨハン・シュトラウス2世、そしてショパンになります。
演奏が始まる前に指揮者の大友さんよりスピーチがありました。
共演者の小山さんについての紹介がありましたが、大友さんが23歳のデビュー当時からのお付き合いとの事でした。現在日本の指揮者として最前線を歩かれている方の殆どが小山さんと一緒に歩まれて来ていると思います。 文化会館の事も紹介をされ、最新ではオペラ中心のホールとして使われていますが音の響きは最高だという事です。
ヨハン・シュトラウス2世/春の声で新春を満喫したあと、舞台中央にスタインウェイが移動されいよいよ今年の初小山さんになります。
小山さんは新春に相応しく目が覚めるような鮮やかなブルーのドレスでとても素敵でした!
ショパンのコンチェルトは今月27日にヤツェク・カスプシク指揮 シンフォニア・ヴァルソヴィアとの競演で新譜が出ますのでこちらも待ち通どうしいです。
このショパンの1番を聴くと25年前のショパンコンクールでの小山さんが思い浮かんで来ますね。
大友さんの流麗な指揮の中で奏でられるショパンはとても美しく上品な感じがします。東京都交響楽団の皆さんは言うまでも無く最高のスキルを持ち合わせた方々なので新春に相応しい最高のショパンでした。
演奏が終わると2300人満席の場内からはブラボーと鳴り止まぬ拍手で小山さんは何度もカーテンコールをされました。
休憩時間になりロビーへ出ると文化会館あの大空間が沢山の方で溢れ返っていました。新春の中、皆さんの表情もとても明るいですね!
後半はチャイコフスキー/交響曲第5番です。僕は昨年の12月にも大友さんの第九を聴きましたが、大友さんの真面目で紳士な演奏はとても好感がもてますね。東京都交響楽団の皆さんも、管楽器の絶妙な響きと弦とのコラボレーションが最高でした。アンコールのブラームスで一気に盛り上がりニューイヤーコンサートは幕を閉じました。 終演後は抽選による福引がロビーの掲示板に貼り出されましたが2300人の人は埋め尽くしもの凄い景観でした! 座席番号での当選者にはチケットやCDがプレゼントされた様です。 クジ運が悪い僕はたぶん外れだと思い、2300人のもの凄い景観を眺めていました。

文化会館の外は既に日が落ちていて寒かったですが、心は温かく新春のコンサートを十分に満喫出来ました!

今年1年も、小山さんのコンサートの感想を書きまくりますので、皆さん、宜しお願いを申し上げます。

このコンサートをお聴きになられた方がいましたら、是非感想をお寄せください => こちらです

今日のお勧めの1枚<クリック>




この先、東京文化会館

新春の東京文化会館




今日の案内が・・・



入場開始となりました、




キャンセル待ちの当日券も完売しました!



文化会館のミニチュア

開演前の様子




新年らしく終演後に福引があります



CD販売コーナー




休憩時の様子



まだまだ正月気分



福袋の抽選結果発表!

すっかり日は落ちてました。



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Date: 2010/1/3(日)

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