今日は一応地元と言える場所にありますフィリアホールでのリサイタルです。
青葉台は以前は本当に畑の田舎町でしたが、数十年も立てば変わります(笑)
何せ、僕が学生時代に東急田園都市線が渋谷駅から今の長津田駅まで延びて来たのですが(当時は中央林間まで行ってませんでした)二子玉川から先は殆ど畑の田舎でした。
またこの辺はホールが無くて、ここフィリアホールが唯一のちゃんとしたホールなので貴重なホールです(笑)
青葉台駅は駅の周辺は東急デパートなどがありますが、少し離れるとほぼ住宅街です。
今日は自宅から近いので家を5時20分に出ました。
このフィリアホールは500人規模のこじんまりとしたホールですが、特に2階席の音の響きは最高です。
なので今日は2階席で聴いてみました。
今日の小山さんは緑がかった黄金色とでも言うのでしょうか、とてもシックで素敵なドレスでした。
前半はアベック変奏曲と子どもの情景です。とてもシューマンらしさを感じさせてくれる曲ですね。
とても優しげで優雅な曲です。小山さんのピアノもシューマンの響きを余すことなく奏でてくれました。
シューマンの曲はこのフィリアホールにはピッタリだと思いました。心に染み入るとは正にこの音だと思います。
休憩時間は20分ありました。今日は終演後にサイン会があるとの事でCD売り場も沢山の人で溢れていました。休憩時間には、プログラムの中で小山さんとの対話で語られています音楽評論家の
萩谷由喜子さんともお話が出来ましてとても光栄でした。
後半は幻想曲です。この曲は本当に躍動感に溢れ情熱的ですね。一度聴いたら忘れられない曲です。
前半のシューマンと後半のシューマンと、それぞれ違った味わいを感じる事が出来てプログラムもとても良かったと思います。
特に後半の小山さんはどっぷりとシューマンの世界に浸っていましたね。観客の皆さんも曲に浸っていましたし曲が終わった後の余韻も十分に楽しんでいました。やはりここ青葉台の皆さんのマナーは最高で地元である者として少しホッとしました。
アンコールはクライスレリアーナとアラベスクで何れもシューマンの王道を行く作品であり、小山さんのピアノを十分に堪能する事が出来ました。
終演後は皆さんお待ちかねのサイン会です。勿論、いつもの様に長蛇の列で皆さん、思い思いの感想を小山さんへ語られていました。
今日はいつも書き込みをして下さるhideさんともお会い出来て終演後に楽しい一時を過ごす事が出来ました。ありがとうございました。
ファンサイトのスケジュールにも書きましたが小山さんは29日からの3日間、フランスのナントで開かれる
フォルジュルネのコンサートに出演され、その足でモスクワへ飛ぶそうです。モスクワではフェドセーエフさんとのコンサートの様ですが詳細が分かりましたらファンサイトでご紹介をさせて頂きます。
今年はショパンイヤーであり、小山さんのデビュー25周年の年。ますます忙しい1年になりそうです。どうぞお身体をご自愛頂きまして頑張ってください。