まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。


▼ アリオン・アフタヌーン・コンサート2004/09/09(木)
▼ リリス・ピアノリサイタル2004/07/11(日)
▼ クラウンクラシックコンサート2004/07/09(金)

  
縮小 拡大

アリオン・アフタヌーン・コンサート            
2004年9月9日(木)
開場 1:30  開演 2:00
場所: 紀尾井ホール(四ツ谷)

小山実稚恵 ピアノリサイタル

(前半)
R.シューマン
献呈、春の夜、謝肉祭

(後半)
F.ショパン
ノクターン第20番
ピアノソナタ 第3番

(アンコール曲)
ショパン ワルツ12
シューマン アラベスク 作品18

今日は、残暑がまだ厳しく一刻も早く涼しいホールに着きたい心境で目的地へ向かいました。
皆さんは御存知と思いますが、紀尾井ホールは四ツ谷の上智大学の先の閑静な場所にあります。
今日は自由席なので少し早く着こうと向かいましたが、結局1時10分頃に着きました。
もう50人位の人が待っている状態で、開場時間の1時30分頃には100名以上の人が紀尾井ホール玄関口に溢れかえっていました。今日は、平日のアフタヌーンと言う事で、私のように仕事を抜け出して来た様な人は数名で、あとは主婦や定年された方で自由に時間の取れる様な方がほとんどで、高校生以下の子供は皆無でした。
今日のコンサートはいつもと何かが違っていて、何かなっと思ったら、クラシック通の方でしかも小山さんファンの方がほとんどって事でしたね!
人を見た目で判断してはいけないのですが、今日は格調高き雰囲気が漂っていました。
紀尾井ホール自体が地区のコンサートホールではなく、本格的なホールなのでその事も起因していたかもしれません。
私は恥ずかしさを隠さず、なんと1列目に席を取ってしまいました。なにくわぬ顔をして座ってましたが、小山さんもお気付きになられていたかも?の位置でした。
パンフレットに目を通すと、今日の企画はあの江戸京子さんと書かれており益々期待が膨らみます。
今日の小山さんはゴールドのドレスがとてもシックで上品であり、紀尾井ホールに見事にマッチしています。
前半のシューマンでは、見事なテクニック且つ上品な響きでただため息が出るばかりです。隣の席にいた主婦らしき方が、どこからあんなに綺麗な音が出てくるのかしら。と言ってましたが、本当にそうですよね。
後半はショパンです。
小山さんは、2005年がショパンコンクール入賞から20年目に当たると言うことで、来年はショパンのバラードを中心とした全国リサイタルやコンチェルトが目白押しの様でショパンファンの方には朗報ですね!
それにショパンのバラード集もリリースされるようで来年も最高です。
さて、ショパン ノックターン第20番のメロディーが・・・・もう胸が締め付けられてしまい金縛りの状態です。テクニックがどうのこうのとか、その様な事はこの曲には通用しませんよね。心に響く、胸が締め付けられる、小山さんの心が伝わって来て何と表現したら良いのか・・・・評論家が職業として色々書いたりしますが、それは単なる最大公約数の文章なのでしょうね。(評論家を素人の私が評論してはいけませんね。失礼しました!)自分の耳で聴いて、それぞれ皆感じるものが違う。今日はヒシヒシと感じさせられるものがありました。
アンコールも、2曲も弾いてくださいました。
ありがとうございました。

★小山さんに一つ質問があります★
小山さんとの時間はいつも、あっという間に過ぎてしまいます。
なぜでしょうか・・・・・

次は横浜リリスでお会いしましょう♪

                 From まさと


            
                        紀尾井ホール前                                        開場前の玄関口は既に長蛇の列!


        
                    開演前のホール内                                              当日のプログラム表紙


             
なんと、帰り際にロイヤルミルクティー(6袋入り)が
全員に無料で渡されました。リッチです!




Date: 2004/09/09(木)

                                                        Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

リリス・ピアノリサイタル         
リリス・ピアノリサイタル
2004年7月11日(日)
■開演:2:00PM ■開場:1:30PM
■会場: 横浜市栄区民文化センター「リリス」


バッハ:平均律クラウ”ィーア曲集 第1集 第1番 ハ長調より
    〜プレリュード
モーツァルト:幻想曲 二短調 K397(385g)
バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
ベートーウ”ェン:パガルテ ハ長調 作品33-5
         パガルテ イ短調Wo0.59エリーゼのために
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調(遺作)
     アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 
                    変ホ長調作品22
     バラード 第4番 へ短調 作品52   

会場は大船駅の一つ手前の駅、本郷台駅で下車の場所にあります。
出かけそうそう雷は鳴るし大粒の雨が振り出してきました。
私は横浜線なので東神奈川で京浜東北線に乗り換えます。東神奈川で降りるとなんと、
1cm位有るヒョウ(別名アラレ??)が降ってきました。
これには、驚きました。近くにいた小中学生の子供は大喜びでしたが、さすがに駅員や
大人どもは青くなりましたね。こりゃ、なにか起きるのでは・・・・
そんなこと考えているうちに、本郷台駅に着きました。
今日は雷にとらわれていたせいか、肝心のデジカメを忘れてしまいました。残念!
リリスは約300名ほどのホールでソロには絶好の会場です。
さて、一昨日に続き小山さんとお会いできます。今月はラッキーです!
小耳には、はさんでいましたが今日は何と、小山さんのトークを交えたソロなのです。いつもなら、会釈のあとに演奏ですが、今日はマイクを手に持たれて小山さんのお話が始まりました。
最初は小山さんも少し緊張なされていた様でしたが、だんだんと会話もはずみだし、気が付いたら聴いている私たちも小山さんのお話に引き込まれていました。小山さんは、常に屈託の無い笑顔でお話されるので、私もつられて顔が笑っていました。
今回のプログラムのテーマは分散和音でした。お話は、ピアノのルーツから懇切丁寧に説明をされとても勉強になりました。チェンバロからフォルテピアノに代わり、そして現在のピアノがあること。バッハ、モーツァルトのチェンバロ、フォルテピアノから始まり、ショパンはフォルテピアノの全盛期に当たり、音の色が豊富に表現できる様になってきたこと。おそらく音楽を勉強されている方にとってはごく普通のお話なのでしょうが、私たちにしてみれば、そうなのか・・・なるほど・・・の連続でとても勉強になります。おそらく中学時代の音楽の時間に教わっているのかもしれませんが全く忘れていますね・・・・・
演奏者の指についてもお話されていました。
指の先の厚みにより、ピアノの音が違うこと。厚みが薄い人は高く透明感のある音は出やすいけど、重く深い音は出にくいこと・・・
また、指の太い人は鍵盤の間に指が挟まるなど裏話ってありますね。
演奏者の方は、本番前に誰もいないホールで練習などをするが、いざ会場に人がはいると音の響きが違ってくる。また雨の日の湿気や冬の観客の着ている服が音を吸収して伝わり難くなること・・・・
多くの観客の前で演奏されるのは本当にさまざまな条件があり大変なんですね!
また、小山さんなどは各地で演奏されているので移動時間が長くかなり大変な思いをされているようです。但し、この様な時間はいつもイメージを膨らませていて頭の中で空想して色々な場面を描いておられる様です。
私は推理小説が好きですが、確か小山さんも内田康夫さんのファンだったと思い出し、なるほどなぁ、と一人関心していました。
前半はトークが主でしたがとても楽しく聞かせていただき、これまでの小山さんに対するイメージから更に好ましい印象に変化しつつあ時間でした。
また、小山さんの魅力の一つはこの様な和んだトークから、演奏になると一変して別世界の超人になられる事ですね!
しかしピアノに向かうと先ほどの小山さんはいったいどこへ・・・といった印象が私の印象ですが、おそらく一変している様ですが実はこのトークをされている小山さんの延長線上にピアニストである小山さんがおられるのでしょうね・・・・
今日の演奏会は私にとってはとても勉強になり、そして音楽ってこんなに楽しいんだと、つくづく思い知らされたコンサートでした。
コンサートはバッハの1番から始めたので、最後はショパンのエチュードの最後を弾きますと言われて締めくくりをされました。
またアンコールは3曲も演奏して頂きましたが、そのうちの1曲は今日のこの雷雨をイメージして引かれた雨だれは小山さんというお方を今まで以上に知った上で聴けた最高の演奏でした。
今日も、大変有意義なコンサートをありがとうございました。
9月のリサイタルも楽しみにしています。
最後に、今日もサインを頂きました。
このファンサイトのお話をしたら、何と時々ご覧になられているとの事で、私の名前もしっかり覚えていて下さいました。
ありがとうございます。
小山さん、今後ともよろしくお願いいたします。


              
当日のプログラムの表紙です                                        リリス・ソロの案内パンフレットです<


          
                     小山さんのサインです                                             




Date: 2004/07/11(日)

                                                        Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

クラウンクラシックコンサート               
第22回 クラウン クラシック コンサート

F.リスト  ピアノ協奏曲 第2番 イ長調
F.リスト  死の舞踏
J.ブラームス  交響曲 第3番 ヘ長調 作品 90

指  揮 :   ハンス=マルティン・シュナイト
ピ ア ノ :   小山 実稚恵
管弦楽 :   神奈川フィルハーモニー管弦楽団
主  催 :   神奈川トヨタ自動車株式会社
 

■ 2004年7月9日(金)
■ 午後7時開演(6時20分開場)
■ 横浜みなとみらいホール 大ホール

今日は、某最大手自動車メーカー(主催者を見ればわかりまね!)主催によるコンサートが横浜みなとみらいホールで行われました。
私も何とか招待券を入手し、勤めを終えて素っ飛んでみなとみらいへ行きました。なんせ、小山さんのリストが一番最初の演奏なのです。
横浜みなとみらいホールは、みなとみらい駅からの続きにあり表に出ることなく、冷房の効いた涼しい場所の中で移動できます。
会場に着くと、招待券とチケットを交換する場所があり早速手続きをしました。
幸いにも1階の左手の前の方であり、位置的には小山さんの演奏を奏でる手が丁度良く見えるベストポジションです。
さて、リスト2番です。
小山さんのリストならきっと迫力満点ですね!
さて、いつもの様に笑顔で小山さんは私たちを迎えてくれます。
リストのあの心地良いメロディーから始まります。
そして力強いメロディーへ、小山さんはとても力強く音量があります。
実は、この感想は本日、リリスのソロを聴いてから書き込んでいまして、リリスの感想は後ほど書かせて頂きますが、トークを交えたコンサートでしてその中で、ピアニストは指の先の厚みで音に違いが出ますとのお話を聴き、小山さんは厚みが薄く、高い透明感のある音は出やすいけど、重い音は出にくいとお話なさっていた様に思いますが、リストを聴くに当たってはそんなことは無く、非常に重量感のあるとても素晴らしい音でした。
また神奈川フィルと指揮者のハンス・マルティン・シュナイトとの息も合っていていつものごとく、特に私の好きな最終楽章では鳥肌が立ちまくりでした。
今日は、ほとんどタダなのに本当に名演奏が聴けてとても充実した気分で会場を去ることが出来ました。
今日は、大げさに言いますと生きる力を与えてくれた演奏でした。
今度は、小山さんのリストの1番も是非お聴きしたいですね♪


当日のパンフレットです。


Date: 2004/07/09(金)

   Copyright(c) 2008 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

inserted by FC2 system