まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。


▼ NHK交響楽団定期公演 Cプログラム 第1602回演奏会        2007/10/6(土) 
▼ ミューズ名曲シリーズ  リサイタル        2007/9/23(日) 
▼ 調布グリーンホール リサイタル        2007/9/14(金)


  
縮小 拡大
NHK交響楽団定期公演 Cプログラム 第1602回演奏会                       
2007年10月6日(土) 15:00開演
会場:NHKホール(東京・渋谷)

指揮者:外山雄三

<前 半>
ブラームス・ピアノ協奏曲第1番

<後 半>
ベートーヴェン・交響曲第5番「運命」



秋晴れのHNK

今日は朝起きると物凄く良く晴れた秋空でしたが、その後雲が出てきて午前中は曇りの様相でした。
でも午後からまた太陽が出てきてとても爽やかな秋晴れです。
今日は渋谷駅からNHKホールまでの道のりの渋谷の様子を少し写真に収めてみました。
しかし若い人が多く、中高年には歩きにくい街です(笑)
パルコあたりまでは、凄く沢山の人で歩くのも大変ですが、そこを過ぎるととたんに人がいなくなり、その先はNHKです。
NHKホール前には1時30分に着きましたが、早くも順番待ちで並んでいる人が。。。。。開演45分前から2階北側ロビーで室内楽があるので、その席を取るために入場前から並んでいるのです。
僕は並ばずに、隣の代々木公園へ足を延ばしてみました。
いつも色々なイベントが行われているみたいなのですが、今日は北海道フェアーと言う事で北海道にちなんだ物産の販売や出店がずらりと並んでました。家族ずれなどが沢山きてましたね。次回は九州フェアーだとの事です。
HNKホールに戻って見ると既に入場開始となっていて、何やら拍手の音が。。。。。そうなんです、演奏前室内楽の演奏が始まる所でした。もう沢山の人で前が見えないくらいの人垣でした。
室内楽が終わるといよいよ本番開始です。今日は大曲であるブラームスのピアノ協奏曲が前半です。
今日は3階の席の前の方でしたが、丁度鍵盤の見える位置でした。一応、数年前に購入してまだ数回しか使ってない、世界最小・最軽量で高性能とのうたい文句(笑)のオリンパス製の手のひらサイズのオペラグラスを持参しました。
いよいよ小山さんが登場されます。
今日は鮮やかなダークグリーンで首元にキラキラと光る装飾をあしらったとても素敵なドレスです。
重厚なブラームスの曲にピッタリの衣装でした。小山さんは衣装もとてもセンス良いです!
あのティンパニーの音が流れ出し約5分間はオーケストラのみの演奏でやっとピアノの登場です。じらす当たりにもブラームスの性格が出て?いるのでしょうか?(笑)
3階席でしたが小山さんのピアノはとても良い響き、且つクリアーな音色で耳に飛び込んできました。
優しい音色と激しく情熱的なメロディーが交錯しますが、その展開がとても自然で美しい流れと奥深い流れが見事に調和しているのは、円熟した小山さんならではのものですね。最近気が付いたのですが、小山さんのCDを何度も聴いているうちに、大きな音の流れの中で最初は気が付かなかったのですが、とても小さく微妙な音のリズムが見え隠れしてるんですよね。。。。。。驚きです!
そして2楽章は夫を喪ったクララ・シューマンの悲しみを慰めようとしたものらしく、ブラームスって結構優しいお方だったのですね。
小山さんがクララに優しく微笑みかけ、慰めているのがヒシヒシと伝わってきます。とても美しい音色の小山さんのピアノ。演奏者との相性があると思うのですが、勝手な事を言わせて頂ければ、僕は小山さんのピアノの音色が心の中に一番ピッタリと合うのです。
兎に角、小山さんのどの曲を聴いても、どの演奏を聴いても、僕にとっては全てが一番なのですね。
そしてフィナーレは圧巻でした。洗練された重厚な小山さんのピアノの音色はホール内を駆け巡り、聴く者の心を打ち震わせてくれます。「美しく、そして洗練された大人の演奏」が今日の小山さんのブラームスであると、僕なりに勝手に思っています。。。。。
初めて聴くNHK交響楽団さんとの小山さんの演奏。やはり一流のオーケストラは一味違いました。
指揮者の外山さんとの織り成すドラマは、格式高き名門オーケストラの名の如くとても素晴らしく、忘れることの出来きなない名演奏だったと思います。後半のベーヴェンの運命は時を忘れるくらい、素晴らしい名演奏でした。
小山さんとNHK交響楽団さんとの演奏は、これからも是非続けて欲しく思うと同時に、強く願う次第です。
次は日フィルさんとの、チャイコフスキー・ピアノ協奏曲第3番ですね。楽しみの尽きない秋です。。。。。。




            
NHKホールまでの道のりです・・・・@ハチ公前広場                                A西武の前を過ぎる


            
B丸井前交差点では左の方向へ                                                     Cパルコ前の歩道を更に歩く


            
Dパルコを過ぎたあたりから人もまばらに                                                Eあと少しでNHKホール前交差点


                
 FNHKホール前交差点                                                             GやっとNHKが見えてきました(ここまで約10分)


            
Hこの先は代々木公園へと続く                                                     I以前、小山さんが出演したふれあいホール前


              
 JやっとNHKホール前(渋谷駅から約15分)                                    1時30分に着きましたが、既に順番待ちの人が


           
まだ時間があるので隣の代々木公園へ                                         北海道フェアと言う催しが行われていました


         
さてNHKホールです


            
開演前のプレコンサート(順番待ちはこの席取りのため)


           
CDも販売されてました


            
終演となりました


            
終演後のNHKホール前


            
    渋谷駅に向かう皆さん


            
だいぶ日が落ちかけてきてます


           
ハチ公前交差点                                                                    夕暮れのハチ公前は若者でごった返してます



          <クリック 拡大 >




Date: 2007/10/6(土)

                                                        Copyright(c) 2004 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.
ミューズ名曲シリーズ リサイタル                        
2007年9月23日(日)15:00開演

〜小山実稚恵のご案内するピアノワールド 〜

会場:ミューズ(所沢市民文化センター) アークホール


<前半>
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 作品32-12
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
ラフマニノフ:前奏曲 変ホ長調 作品23-6
ラフマニノフ:ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 改訂版(1931)
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
リスト:巡礼の年 第3年より 第4曲 エステ荘の噴水
リスト:パガニーニによる大練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」


<後半>
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
ショパン:練習曲 変イ長調 作品25-1「エオリアンハープ」
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 作品25-7
ショパン:練習曲 ハ短調 作品10-12「革命」
ショパン:練習曲 ホ長調 作品10-3「別れの曲」
ショパン:練習曲 イ短調 作品25-11「木枯らし」
ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」

<アンコール>
ショパン:
ノクターン第2番 作品9−2
ワルツ第1番 華麗なる大円舞曲 作品18

アークホールは4月に佐渡さんとのラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番を聴いたのであれから早くも5ヶ月が経ちました。
今日は名曲ばかりを集めた盛りだくさんのコンサートで料金も1500円、1000円、800円と低価格です。
沢山の人が素晴らしい音楽に触れる事が出来る様にとの音楽振興のための施策なのでしょうね。
今日は久しぶりに所沢に住む友人と所沢駅周辺で食事をしてきました。
所沢駅周辺もローカル色を残しながらも活気溢れる街になっていますね。
アークホールには開演20分前に着きましたが、沢山の人が列をなして入場していました。
今日は小山さんのアウトリーチ活動も手伝ってか、小学生を連れた家族の姿があちらこちらで見受けられました。
ホールに入ると人だかりがあり、近づいてみるとこのファンサイトでも紹介している小山さんのアウトリーチ活動の写真が掲載されていました。所沢でのアウトリーチは、ここミューザの財団が主催元なんですね。
沢山の子供達に囲まれた小山さんがとても嬉しそうに活動しているお姿が写っています。
そして、もう一つの人だかりが・・・・・そうなんです。今日もサイン会があるとの事でCDコーナーはもの凄い人だかりで販売員の方もてんてこ舞いの様子でした。
さて、開演のお知らせがあり小山さんの登場です。今日はワインレッドの素敵なドレスです。
前半はラフマニノフとリスト。
まず1曲目のラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調を弾き終ると小山さんのトークがありました。
小山さんのトークを聞くのは久しぶりです。
ここミューザで4月に佐渡さんとラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番を弾いた事や、アウトリーチ活動を所沢で行った事などをお話されました。所沢とはとても深いご縁がある事でとてもひたしみを感じておられるとのお話でした。
そして次に弾くラフマニノフ:前奏曲ハ短調(鐘)についてのお話だったと思います。そのお話の通り、小山さんのピアノから鐘の音が鳴り響いていました。
そしてソナタ第2番。なんとも言えず憂いに満ち、そしてロマンチックなこの曲を小山さんは余すことなく私達に届けてくれました。
第一楽章で、体は金縛りにあったような緊張感に包まれ、そして第2楽章で一気に開放されました。このドラマチックな展開は聞く人全ての心を虜にしてしまいます。小山さんのピアノはこのラフマニノフの音の世界を見事に展開して下さいます。
小山さんのピアノはいつもそうなのですが、ストレートに聴く者の心へ語りかけてきます。この魅力がファンの心を捉えて止まない秘密なのだと思います。初めて聴いた人はまた聴いてみたい。そして多くのファンの皆さんはもっともっと聴いてみたい。と言う衝動になられてしまうのだと思います。
ラフマニノフの後はリスト。愛の夢、ラ・カンパネラと一度は耳にしたことがあるこの名曲に会場の皆さんが胸ときめかせ聴いていました。そしてエステ荘の噴水!小山さんが弾くこの曲を僕は大好きです。
後半はショパン一色でした。今日は小学生の子供達が大変に多かったのですが、ひょっとするとアウトリーチで小山さんのピアノを聴いた子供達が家族で来ていたのかもしれませんね。(みんな食い入る様に小山さんを見つめていました。)
演奏後に花束を手に舞台前にこられた方もいまして大変に盛り上ったリサイタルで、特に後半は会場内の皆さんが一体になって楽しんでいた事がとても良く分かりましたね。
サイン会は驚く程の沢山の方が並んでくださり、ファンとしましても大変に嬉しい瞬間ですね。
演奏者と触れ合う事が出来るこの瞬間は、一生忘れる事の無い思い出の時間になります。
今日は特にアットホームな素晴らしいリサイタルだったと思います。
皆さんが大変に喜んでいる事がとても良く伝わってきた心温まるリサイタルでした。
小山さん。今日も沢山の曲をありがとうございました♪




            
2時40分頃に着きました


            
何やら人だかりが・・・・・


            
所沢での小山さんのアウトリーチの様子の写真が・・・・


            
このアウトリーチは、ここ財団法人所沢市文化振興事業団が主催してたんですね。


             
 子供達との写真が沢山紹介されていました。


              
 CD売り場は、もの凄い熱気で包まれていました!!


           
休憩時間の喫茶コーナーも大盛況でした!


       
アークホールは魅力的な空間が広がっています。


             
2000人のホールは満員御礼!


            
サイン会も大盛況でした。(サイン会の様子は撮影禁止でした)


            
アンコールも盛り上りました!                                       外は既に秋の夜になってました。


            
終演後のミューズ                                                                    夜の航空公園駅


            
          < クリック 拡大 >                                       < クリック 拡大 >




Date: 2007/9/23(日)

                                                        Copyright(c) 2004 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

調布グリーンホール リサイタル                        
2007年9月14日(金)19:00開演

調布市グリーンホール 大ホール


<前半>
シューマン:クライスレリアーナ 作品16
リスト:巡礼の年 第3年より 
               第4曲 「エステ荘の噴水」
リスト:パガニーニによる大練習曲より
             第3番 「ラ・カンパネラ(鐘)」

<後半>
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調
ショパン:練習曲集より
      第1番 「エオリアンハープ」
           第7番
         第12番「革命」
           第3番「別れの曲」
           第11番「木枯らし」
ショパン:幻想曲 ヘ短調 作品49
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」

<アンコール>
ショパン:ノクターン 第2番
           ワルツ 第1番

調布市グリーンホール



初めて行く調布市グリーンホールです。
京王線調布駅の南口を出て右手に直ぐの所です。
まだ時間が有るので駅前のラーメン屋で腹ごしらえをしてからホールへ。
6時40分頃に着きましたが、既に沢山の人が詰め掛けています。
ホールに入るとCDが販売されていて沢山の人が手に取り見ていました。
そうなんです。今日も終演後にサイン会があるのです。

会場内は比較的シンプルな作りですが音響は良さそうです。
いつも1階の前の方なので、今日は思い切って2階席にしてみました。2階席のほぼ中央です。
舞台と客席が一望出きてなかなか良いですね。

今日は小山さんのオリジナルカラーでありますグリーンを基調にしたドレスでとても素敵です。
前半はシューマンとリスト。僕は最近、NHKのぴあのピアや名曲アルバムで放映された小山さんのリストの「エステ荘の噴水」。
この曲にはまっていた所であって実際の生で聴けてもう何と表現してよいやら。やはり実際に聴くと違います。
華麗な音の中にある豪華絢爛なリストのピアノ。噴水が目の前でシブキを上げながら夏の太陽の日差しの中で輝いている。そんな光景が目の前に満ち溢れています。この至福なひと時、時が永遠に止まって欲しい瞬間です。
そしてラ・カンパネラは、やはりNHK番組のプレミアム10で放送された小山さんの映像が浮かびあがり、あの時の瞬間移動の指捌きを再び目と耳で確かめる事が出来ました。やはり早い・凄い!
休憩時間は15分間でしたがピアノの調律が入ってました。今日のピアノはちょっと調子が本調子でない様でした??
後半は皆さんお待ちかねのショパンです。
練習曲の中でもお馴染みの曲ばかり。誰もが心弾む名曲ばかりで小山さんの美しいピアノの音色に皆さんただただ時を忘れ心を奪われていましたね。アンコールが終わった後はスタンディングオベーションをする方もいて大変に爽やかで充実したリサイタルでした。
僕も久しぶりの小山さんのショパン名曲集とお気に入りのリストで大変に満足な時を過ごす事が出来ました。

終演後は皆さんお待ちかねのサイン会ですが、沢山の方が並んでくださり、ファンとしては大変に嬉しい瞬間です。
演奏の素晴らしかった事を語る人、小山さんと一緒にお孫さんの写真を撮る方などでサイン会も大変に盛り上ってました。
ちょっと離れた位置から見ると、全ての人がサインをしている小山さんを凝視しているんですね。何とも圧巻な一コマですね!!

次(9月23日・日曜日)はミューズ(所沢市民文化センター) アークホールでのリサイタル。ラフマニノフのソナタ2番も聴けます!
まだ若干、席が残っているようです。皆さん、一緒に小山さんのピアノを楽しんでみませんか!? => こちら またはこちら

これだけ聴けて、¥800円のお席がまだ残ってます!!  =>こちら またはこちら
  ↓

ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 作品32-12
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2
ラフマニノフ:前奏曲 変ホ長調 作品23-6
ラフマニノフ:ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 改訂版(1931)
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調
リスト:巡礼の年 第3年より 第4曲 エステ荘の噴水
リスト:パガニーニによる大練習曲より 第3番「ラ・カンパネラ(鐘)」
ショパン:ノクターン 第20番 嬰ハ短調「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」
ショパン:練習曲 変イ長調 作品25-1「エオリアンハープ」
ショパン:練習曲 嬰ハ短調 作品25-7
ショパン:練習曲 ハ短調 作品10-12「革命」
ショパン:練習曲 ホ長調 作品10-3「別れの曲」
ショパン:練習曲 イ短調 作品25-11「木枯らし」
ショパン:アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53「英雄」





            
6時40分頃に着きました


            
入り口でプログラムを受け取り入場です


            
サイン会があるとのアナウンスで、CD売り場はご覧の通りです


             
                                                                                          シンプルですが、音の響きが良さそうなホールです


            
休憩時間のひと時です


              
 お待ちかねサイン会は長蛇の列です


           
皆さん、小山さんにサインを頂き嬉しそうです!


       
 小山さんは達筆です!とても素晴らしいサインです


             
ホールではまだまだサイン会は続いています


            
          < クリック 拡大 >                                       < クリック 拡大 >


Date: 2007/9/14(金)

                                                        Copyright(c) 2004 Michie Koyama Fan Site All Rights Reserved.

inserted by FC2 system