2004年05月22日(土)
開演17:00
ボロディン/ 弦楽四重奏曲 第2番より
第3楽章《夜想曲》
(編曲:リムスキー=コルサコフ)
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調
op.30
チャイコフスキー/交響曲 第4番 ヘ短調
op.36
ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)
小山実稚恵(ピアノ)
チャイコフスキー記念モスクワ放送交響楽団
場所
埼玉会館 大ホール
今日は、小雨混じりの寒い日でした。
埼玉会館は、JR浦和駅西口を出て徒歩約7分位の所にあります。
埼玉会館の外観は、ごく普通の建物でコンサートホールには見ませんでしたが、入り口に近ずくと、大きな看板があり一目でここがそうなんだと言うのが分かりました。
まだ入場時間まで5分あり、ロビーは待っている人で溢れかえっていました。
観客の中には、学生服を着た女子生徒が多数いていつものコンサートホール内とは少し違った雰囲気がありました。
今日の私の席は、1階の前から5列目の丁度中央の席でとても良い席でした。
モスクワ交響楽団の方々が、入場しだすと拍手が沸きあがりいつもより早い段階で盛り上がりを見せていました。
さて、いきなり小山さんの演奏の感想に移ります。
今日の小山さんは、ワインレットの素敵なドレスです。
いつもながら、小山さんが舞台にあがると笑顔になってしまうんですよね。
小山さん、元気そうですね・・・・
今日も、頑張ってくださいね・・・と心の中で念じながら、フェドセーエフさんのタクトが振り下ろされるのを待ちます。
私の位置は小山さんの顔の表情が一番良く見える場所であり音楽と共に小山さんの表情からも気持ちが伝わってくる場所です。
いつもCDで聴いていたあの旋律が今、目の前で、しかも小山さんが弾かれている。
もう胸の中が一杯になり、こみ上げるものが何度も何度も湧き上がりました。
カデンンツァになった頃にはもう、胸が張り裂けるくらい幸せな気持ちになっていました。
今回の演奏は、第二楽章、第三楽章へなるに従い小山さん、フェドセーエフさんとモスクワ放送交響楽団、そしてラフマニノフの魂が激しく、しかも一つに解け合い最高の演奏でした。
終盤のピアノとオケとの語り合いのところでは、小山さんはピアノは見ず、フェドセ-エフさんの指揮を見入りながら楽団の一員となりとても素敵でした。それに合わせる様に場内の観客の心も一つになっていましたね・・・・・皆さん舞台を凝視して固まっていましたよ。
あの様に、全てが一体となり白熱した演奏はそうそう聴けるものではないですよ。
拍手は最後まで鳴り止まず最高の演奏でした。
小山さん、そしてフェドセーエフ、モスクワ放送交響楽団の皆さん。
最高の演奏をありがとうございました。
また、いつかお会いできる事を念じながらコンサートは終了しました。
終わったと同時に、サイン会の場所へ移動です。
やはり小山さんの人気はすごいもので、素っ飛んで行きましたが、もう長蛇の列が出来ていました。
それでも10分位で番が来ました。
本日の演奏の素晴らしかったこと。次回、7月に横浜のソロへ伺うことを伝え、これからも頑張って下さいと伝え帰路に着きました。
小山さん、最高のラフ3番をありがとうございました。
多くの演奏家がとかく海外を意識して国内よりも海外で演奏をする中、小山さんはあえて私たち日本人のために国内各地を、しかも我々庶民が手の届く料金で演奏活動してくださいます。
小山さんは、日本人として、日本を心の底から愛されている、真の日本を代表される演奏家だと私は思います。
是非、また聴かせてください。
埼玉会館前の催物案内(完売御礼の札が貼られてます)
埼玉会館への登り階段
建物はホールのイメージが薄い
入り口前の立て看板です
当日のパンフレットです
ホールで開演を待つ皆さん
当日のパンフレット表紙です
サインをお願いしたジャケットの表裏
頂いたサインです。金色のぺンでのサインです
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