まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

▼ チャリティーコンサートコンサート(東京女子医科大学)  2006/10/25(水)
▼ 小山実稚恵 音の旅 〜ピアノでロマンを語る〜 (熊谷文化創造館 さくらめいとホール)  2006/10/22(日)
▼ オーギュスタン・デュメイ & 小山実稚恵  デュオ・リサイタル  2006/10/4(水)  



 チャリティーコンサートコンサート(東京女子医科大学)
小山実稚恵ピアノチャリティーコンサート 

日時:2006年10月25日(水)19時(開場17時半) 

東京女子医科大学文化祭プレ前夜祭に開催
「女性がん体験者登山支援」のためのコンサート

場所:東京女子医科大学弥生記念講堂

演目:
ロベルト シューマン : アラベスク ハ長調 作品18
クララ シューマン : ロマンス 変ホ短調 作品11-1
ロベルト シューマン : 謝肉祭 変イ長調 作品9
      *** 休憩 ***
ショパン : アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ 作品22
ショパン : ポロネーズ 第6番 変イ長調 「英雄」 作品53
  
<アンコール>
ショパン:ワルツ7番
スクリャービン:左手のための


今日は曙橋から徒歩8分程度の場所にある東京女子医大の弥生記念講堂でのコンサートです。
今日は女性がん体験者登山支援の小山実稚恵・チャリティコンサートで資金の全てが寄付される。
このチャリティコンサートは22日の朝日新聞の朝刊東京版に掲載されました。(こちら
ホールのロビーにはこれまでに登られた登山の写真なども掲載されており、普段のコンサートとは違い深い意味がある事がわかります。
会場となる弥生記念講堂は約800人程が収容出来ると思われる大学の講堂で2階席もある立派なものです。
会場内はほぼ満員の状態です。
まずは、今回の主催者代表の橋本しをりさんより、本日のお礼とこのチャリティーコンサートの趣旨をご説明いただきました。
詳細は(こちら)に記事があります。
挨拶の後はいよいよ小山さんの登場です。
今日の小山さんはワインレッドのドレスで地味なホールに花を咲かせています。
舞台に置かれているスタインウェイは東京女子医大にとっては由緒あるピアノです。
ただし、正直な所あまり使用されていないらしくピアノの外観はくすんでおり、音は大丈夫なのかな??との不安もあります。
スタインウェイの音は最初はかなり堅く重い感じがしていましたが、小山さんが弾きだすと音は息を吹き返した様に滑らかさが出て来ました。
小山さんが鍵盤に魂を吹き込むと、ピアノはとても喜んでいるのが分かり音色がだんだんと美しさを増してきます。
前半はシューマンです。ひょっとするとこのスタインウェイは初めてシューマンを奏でているのかもしれません。
ピアノは生きているのですね!今日はそのことを肌で確かに感じる事ができました。
小山さんの様なトップアーチストが奏でる事でピアノが息を吹き返して歌い出してくるのですね。
後半はショパン一色で更にスタインウェイは輝きを増し出し、会場の皆さんも小山さんの圧倒的な英雄に目を丸くしていました。
演奏後は、その素晴らしいショパンにため息交じりの感嘆の声があちらこちらから聞こえてきました!
今日の趣旨からすると、生演奏は初めての方が殆どだったのかもしれません。
今日はボランティアの小山さんでしたが、その収益で多くの患者の方が夢と希望を得ることが出来ます。
そして今日のチャリティーコンサートがトリガーとなり、更にこの様な活動が広がる事を思わずにはいられない大成功のチャリティーコンサートでした!
小山さんのハートは確実に患者の皆さん、場内の皆さん、スタインウェイにも夢と希望を与えてくれた、そんな意味のあるコンサートでした。
そしてこの私も、今日は生涯忘れる事の無い素晴らしい一日となりました。
小山さん、素晴らしい一日をありがとうございました。
そして今日も沢山の小山さんファンの方が応援に駆けつけていて小山さんも感無量な一日をだったと思います。
・・・・・・
この企画をされました関係者の方々も沢山のご苦労があったと思いますが、大成功のこのチャリティーコンサートに沢山の拍手を贈りたいと思います。ご苦労様でした!
興奮冷め止まぬまま、秋の街路樹を抜けて曙橋の駅へと向かいました。。。。。。
次はオーチャードです。小山さん、渋谷でまたお会いいたしましょう♪


曙橋駅から約10分くらいで着きました

弥生記念講堂です



弥生記念会館は東京女子医大の一角にあります




入場口で手続きを行います

中に入ると沢山の関係者の方が出迎えてくれました        



登山の紹介写真が掲示されています

皆さん、いきいきとして素晴らしい写真です!



チャリティーの趣旨が伝わってくる写真です




会場内はこんな雰囲気でした



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Date: 2006/10/25(水)

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 小山実稚恵 音の旅 〜ピアノでロマンを語る〜
小山実稚恵 音の旅 〜ピアノでロマンを語る〜  
2006年 秋 << 献呈 >>

2006年10月22日(日) 3:15p.m.   
熊谷文化創造館   さくらめいとホール

※プログラム・イメージ<深緑>=思いやりと深い強さ

メンデルスゾーン:無言歌集より
Op。19-1ホ長調「甘い思い出」
Op.38-6変イ長調「デュエット」
Op.30-6嬰へ短調「ヴェニスの船歌」
Op.67-2嬰へ短調「失われた幻想」
Op.38-2ハ短調「失われた幸福」
Op.67-4ハ長調「紡ぎ歌」
Op.62-1ト長調「5月のそよ風」
シューマン:ソナタ第2番ト短調作品22

*** 休憩 ***

シューマン=リスト:献呈(ミルテの花第1曲)
リスト:ソナタロ短調

<アンコール>
リスト:愛の夢 第3番
クララ・シューマン:ロマンス 作品11−1
リスト:ラ・カンパネラ


渋谷から湘南新宿ラインで約1時間15分、篭原駅です。
篭原駅にはいつもの様に小山さんの写真が入った横断幕が出迎えてくれました。
そしてロータリーに降りるとさくらめいと号がお出迎えです。今日は前回よりも更に大型で新しい送迎バスです。
今日は演奏前に小山さんのトークがありました。
ピアノの前でマイクを片手に持ち立ち、優しく語る小山さんはとても楽しそうです。今日の演奏についての説明をピアノを交えながらの説明です。
小山さんの熱心なご教授を戴くだけでも今日は来た甲斐がありますね。私が特に興味をもったのは暗譜を一番最初に取り入れたのがクララシューマンだったと言う事です。もしクララシューマンがいなかったなら、あのラフマニノフの3番も譜めくりの人がいて忙しくめくっていたかと思うと何だか笑えますね。小山さんのトークはいつもとても興味のある話題ですごく楽しいです♪
トークのあと休憩が入り4時からいよいよリサイタルです。
今日の小山さんは鮮やかなエメラルドグリーンでいつもながらとっても素敵です!前半はメンデルスゾーンです。とても優雅で甘い香りのするメンデルスゾーン。気持ちが落ち着き安らぎを与えてくれる小山さんのピアノは時に睡魔を呼び起こしてくれます(笑)
肩の力が抜けて心身共にリラックス出来きた後はシューマンです。ソナタ2番はとても美しくそして鮮烈なメロディー。
小山さんのピアノが奏でる旋律はなんでこうも美しいのだろう。
メンデルスゾーンで心にゆとりが満ち溢れ、シューマンで心に火が付き、そして後半はリストです・・・・
休憩時間にホール内を散策すると今日はCDとピアから出版されている小山実稚恵の世界が並べられています。
サイン会がある事もあり飛ぶように売れていました。
いよいよ後半のリストです。リストと言えば小山さんのピアノ協奏曲をホールで何度か聴き、その圧倒的な迫力で打ちのめされています。
毎日通勤で聴いているリストのソナタが今、目の前で小山さんが奏でてくださる。最初の一音で心に火が付きました。小山さんのリストはもの凄い!小山さんのその力量は言うまでもないのですが、その完璧で理路整然とした演奏は想像を遥かに越えた世界であり、私の心は既に完全燃焼です。
ピアノが物凄い生き物に見えてきました。小山さんのリストは感動を越えたピアノの究極の世界を見せてくれたと思います。ここしばらく今日の小山さんのリストで頭の中が一杯になっていると思います。
アンコールはなんと3曲もやっていただきました。
最後はシューマンがクララに献呈したラ・カンパネラで場内は興奮のるつぼと化して幕は閉じました!
演奏後はサイン会です。いつもながら長蛇の列です。特にここさくらめいとはいつもサイン会が熱いです。
今日はオーチャードへの起爆剤になりました。もう待ってられないオーチャードです。
小山さん、今日も最高の芸術の世界を見せてくださりありがとうございました。



         
              籠原駅 名物の横断幕!                           駅の通路はさくらめいと一色です。


                             
            こんなに素敵なポスター                             駅構内のさくらめいと案内です


           
                   駅前のロータリー                 


               
       さくらめいと号は前回よりも更に豪華になってました!               しかし乗客はほとんどいませんでした!


           
    ガラス窓でとても開放的なさくらめいとホール                               


          
             ホール周辺はとてものどかです。


          
                    いよいよ入場開始です!


           
    CDとピア出版の小山実稚恵の世界ガイドブックも


          
       売り場はご覧の通りの大盛況です。


          
       とっても響きの良さそうなホールです                                       休憩時間の喫茶コーナー



           
           サイン会は長蛇の列です


           
     疲れを見せず、笑顔の素敵な小山さん


            
      夜のさくらめいとホールはロマンチックです。


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Date: 2006/10/22(日)

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 オーギュスタン・デlyメイ & 小山実稚恵  デュオ・リサイタル

2006年10月4日(水)7:00p.m.     紀尾井ホール

モーツァルト:
ヴァイオリン・ソナタ  変ホ長調 K.481
グリーグ:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ヘ長調 op.8
ブラームス:
ハンガリー舞曲集より(ヨアヒム編)
第5番 ト短調
第2番 ニ短調

ブラームス:
F.A.E ソナタより スケツツォ

***

ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 op.108

<アンコール>
マリア・テレジア・フォン・パラディス:
「シシリエンヌ」

今日は久々の紀尾井ホールです。
四ッ谷駅で降りて上智大学がありその裏手に10分位歩く所にあります。
秋の長雨のシーズンですが、今日は雨も無く秋を満喫出きる一日です。
紀尾井ホールには、6時25分頃に着きましたが、まだ入場時間前で玄関口に沢山の人が居ました。
デュメイさんの演奏は、昨年の5月1日(日)ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 音楽祭2005でこの時は
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 へ長調 Op.24「春」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op.47「クロイツェル」
でした。特にクロイツェルの素晴らしいデュオは今でも脳裏に焼きついています。
今日の小山さんは素敵なスラックスで登場です。
先にファンの掲示板で jacky さんが教えてくれましたグリーグのソナタ1番が聴けるのでもう、心臓ドキドキで静かに目を閉じました。
最初はモーツァルトでした。モーツァルトはとても美しい旋律が奏でられ、デュメイさんと小山さんの息の合った演奏がまずは会場に潤いを与えてくれました。
さて、グリーグです。とてもドラマチックで感動的でした。デュメイさんはあの長身の中から出る力強く、そして細やかで暖かいバイオリンの音色が北欧の湖を感じさせてくれました。そして小山さんもとても細やかなピアノの音色とお美しい心溢れる表情は、私達の心を日常生活から解放してくれます。この瞬間は、全てを忘れてもう、小山さんとデュメイさんの世界の中に漂っていますね。。。。。
ブラームスのハンガリー舞曲は、私に取ってはグリーグに勝り感動とときめきを与えてくれました。
デュメイさんの力強く煌びやかなバイオリンの音色は、もう会場全ての皆さんのハートをくぎずけ状態でした。心が一つになるとはこの事だと思いました。本当に素晴らしいデュメイさん。そしてデュメイさんと完全に同化している小山さんのピアノ。このお二人の演奏は一身一体で一つの大きな世界を奏でていました。
今日は、紀尾井ホールにこれて本当に良かったです。
そして小山さんファンの方々も沢山お見受けいたしました。
沢山のファンに囲まれて、小山さんも感無量だった事と思います。
演奏が終わり再び四ッ谷の街に向かい歩く足取りは、芸術の秋の平和で素晴らしい一日をかみしめながら弾む足取りでした♪
次は、さくらめいとですね。小山さん、またコンサートでお会いできる事を楽しみにいたしております。
ファンの皆さん、そして小山さん。芸術の秋を存分に満喫してください。



         
                紀尾井ホールの玄関口に到着しました                           入場開始となりました


                             
             19時からの開演です                        ハンガリー舞曲集の5番と2番が入れ替わりました



                
            沢山のCDを前にどれにしようか迷う皆さん                   


               
        休憩時間の喫茶コーナーで皆さん一息です                                



          
   
   平日なので勤め帰りの方も多いです。ちなみに私もです。                                  


                    
                 2階にあるおそらく高価なもの


                     
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Date: 2006/10/04(水)

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