まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

▼ 東京交響楽団創立60周年記念 GALAコンサート  2006/9/18(月・敬老の日)
▼ 日本フィルハーモニー交響楽団 創立50周年記念 ガラ・コンサート  2006/9/2(土)

▼ 第22回 東京の夏<音楽際2006>  2006/7/5(水)



 東京交響楽団創立60周年記念 GALAコンサート 

東京交響楽団創立60周年記念 GALAコンサート

2006年9月18日(月・祝)2:00p.m.ミユーザ川崎シンフオニーホール

指揮=ユベール・スダーン
秋山和服、大友直人、飯森範親
 
司会=池辺晋一郎 ヴァイオリン・司会=干住真理子

フルート=高木綾子
ハープ=吉野直子
ピアノ=小山実稚恵
ソプラノ=佐藤美枝子 
テノール=福井敬 
バリトン=福高明也 
メゾ・ソプラノ=郡愛子 
ピアノ=中村紘子
合唱指揮=大谷研二 合唱=束髪コーラス

<前半>
池辺晋一郎:東京交響楽団のためのファンファーレ(ユベール・スダーン)
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」作品8-1ホ長調より“春"(秋山和慶/千佳真理子)
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299〜第3楽章(飯森範親/高木綾子/吉野直子)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変□短調作品23〜第3楽章(大友直人/小山実稚恵)

<後半>
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲(飯森範親)
モーツァルト:歌劇「魔笛JK.620より“復讐の心は地獄のように"(飯森範親/佐藤美枝子)
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ"(大友直人/福井敬)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏(大友直人)
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より“夕星の歌"(秋山和慶/福島明也)
ビゼー:歌劇「カルメン」より“ハバネラ"(秋山和慶/郡愛子)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式JK.537〜第1楽章(ユベール・スダーン/中村紘子)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」〜第4楽章から
 (ユベール・スダーン/佐藤美枝子/郡愛子/福井敬/福島明也/東響コーラス)


先日の日フィル50周年に引き続き、今日は東京交響楽団の創立60周年のガラコンサートでした。
演奏以外にもアーチストのトークもあるという事で、とても楽しみです!
司会者の池辺晋一郎さんがおっしゃっていましたが、今日は東京交響楽団の還暦のお祝いになります。
ホール内に入ると写真で見る60周年史と演奏会のポスターが展示されていました。
ポスターはかなり古いものでして、1957年当時のチケットはなんと、¥70円だったようですが、当時の物価を考えると決して安くない金額だったのではと思います。
また、東京交響楽団と共演した著名アーチストのサインも展示されていて、ピアニストのバックハウスやクララ・ハスキル、 サンソン・フランソワがありました。
バイオリニストのヨーゼフ・シゲティもあり、この位のアーチストは今の若い方は、ご存知ないかもしれませんね。ちなみに私は学生時代に聞いた懐かしい名前だったと思います。
ここ川崎ミュージアムホールは比較的新しいホールです。
会場内の席はサントリーホールにちょっと似てますが、よく見ると何か違うな??と思いきや3階から、らせん状に渦を巻きながら1階席に降りてきています。(または、1階から3階へ)
さて、コンサートの開演です。
今日も盛り沢山の演奏プログラムで開演前から、うずうずしてきます。
最初は東京交響楽団と縁の深い、ユベール・スダーンさんの登場です。
指揮者はこの他に、秋山和慶さん、大友直人さん、飯森範親さん、大谷研二さんです。
演奏の方と言えば、勿論トップレベルの演奏で聴いていて心が豊かになってきます。
小山さんは、日フィルの時と同じく、前半のトリを勤められました。
小山さんはブラウンのとてもお洒落なドレスで、いつもながらそのセンスには関心させられています。
そしてまずは小山さんのトークがあり、とても興味深いお話が聞けました。
以前、ブルーノ・レオナルド・ゲルバー来日公演でのチャイコフスキー・ピアノコンチェルト第1番で、ゲルバーさんが急に出演できなくなった時があったそうです。その時の名誉な代役として小山さんにお声が掛かったとの事でした。ただそれが何と当日の公演数時間前の午後3時頃の話で、しかも小山さんはプライベートで美容院におられた時に緊急電話があったそうです。やはり著名なゲルバーさんの代役で緊急事態に対応出来るピアニストと言えば小山さんなんだなぁと、その偉大さに改めて感激しました。
チャイコフスキーはもう言うまでもなく素晴らしいもので、小山さんの終盤の豪快な演奏は心がスッキリします!
休憩後は主にオペラになりますが、確か郡愛子さんは小山さんの親しいご友人とどこかでお伺いいたした事があります。
ぴあ出版から出ています〜ピアノで綴るロマンの旅〜のガイドブックの中でも小山さんのご友人として小山さんについて語られておられますので、きっとそうだと思います。
私は今日始めて郡愛子さんの語りとオペラを聴きましたが、とってもスケールの大きな(オペラもそうですが、人間的にも)お方とお見受けしました。この方がいるだけで周囲が明るくなりそうでした!
最後は第九で締めくくりとなりました。
東京交響楽団の皆さん、とても重厚で権威あるこの楽団をこれからも末永く繁栄させていってください。
さて、次に小山さんとお会いしたすのは、紀尾井ホールでのオーギュスタン・デュメイさんとのデュオリサイタルです。
とても楽しみにしています。季節の変わり目です。ファンの皆さん、そして小山さん、体調を崩さぬようご自愛ください♪

(追伸)
今日も、まさとの思うまま、気の向くままに書かせていただきました。
いつもワンパターンな感想ですみません(笑)


         
                 霧雨の様な雨が降っていました                           ミューザ川崎に着きました


                             
              ここがホール入り口です                                          更に上の階です



        
       あと5分で入場時間です                                       入場開始となりました


               
                   ホールに入りました                                        沢山のお祝いの献花が。素敵です!



                       
                    写真で見る60年史                                                      なつかしい写真がありました!


       
        50年近く前のポスターです!                                    この先のポスターはクリックで拡大します


                         
             2006年5月のヨーロッパ公演の紹介


                             
      


                             
              なんと49年前は、チケット代 ¥70円でした!                      皆さん、興味津々ですね


          
                            CD売り場です                                 勿論、小山さんの沢山のCDもありました


         
                  休憩時間になりました


        


        
        こちらは、著名人のサインです                                       なんとウィルヘルム・バックハウスのサインです(クリックで拡大)


       
                ヨーゼフ・シゲティです!                                                    サンソン・フランソワもありました!


         
                  4時30分頃に終わりました。                   


          
                       雨はやんでいました!                                                           川崎駅に向かう皆さん


          
             クリックで拡大します                            購入したパスケース。素敵な小山さんもいます。(クリックで拡大)



Date: 2006/9/18(月・敬老の日)

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 日本フィルハーモニー交響楽団  創立50周年記念  ガラ・コンサート 


2006年9月2日(土)  開演:18:00 〜 21:15

創立50周年記念 ガラ・コンサート  「半世紀の夢、ありがとう」

会場:サントリーホール

指揮者:小林研一郎(炎のコバケン)
     :渡邊康雄(日フィル創立指揮者:渡邊暁雄さんの御長男)

司会者:江原陽子

出演者:豪華メンバー


<前半>
野田輝行:<ファンファーレと記念音楽>より
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 第1楽章 〔川畠成道〕
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 第3楽章 〔木野雅之・菊地知也〕
吉松隆:トロンボーン協奏曲<オリオン・マシーン?第1楽章 〔箱山芳樹〕
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 第1楽章〔関本昌平〕
イタリア民謡:カタリカタリ〔佐野成宏・ピアノ伴奏:小林研一郎〕
プッチーニ:オペラ<トスカ>より「星は光りぬ」 〔佐野成宏〕
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章 〔小山実稚恵〕

    休憩

<後半>
チャイコフスキー:バレエ<白鳥の湖>より〔情景〕/〔四羽の白鳥の踊り〕 〔スターダンサーズ・バレエ団〕
シベリウス:<カレリア>組曲「マーチ」
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 〔千住真理子〕
プーランク:2台のピアノのための協奏曲 第2、第3楽章 〔寺田悦子・渡辺規久雄〕
ワーグナー:オペラ<タンホイザー>より「歌の殿堂をたたえよう」 〔日本フィルハーモニー協会合唱団〕
プッチーニ:オペラ<トゥーランドット>より「誰も寝てはならぬ」 〔錦織 健〕
ヴェルディ:オペラ<椿姫>より「ああ、そはかの人か〜花から花へ」 〔澤畑恵美〕
ヴェルディ:オペラ<椿姫>より「乾杯の歌」 〔澤畑恵美・錦織 健・日本フィルハーモニー協会合唱団〕
シベリウス:交響曲第2番 第4楽章 〔第1回定期演奏会のプログラム〕

日フィルの皆さん、50周年 おめでとうございます!
今日は、演奏曲目を打ち込むの大変でしたが、それだけ盛りだくさんな演奏会でとても楽しかった。
5時半にサントリーホールに着きました。
今日は日フィルの記念すべき 50周年記念コンサートです。
会場にたどり着き中に入るとプログラムと記念品が手渡されました。
記念品はちょっと大きめな箱で重いので、ボールペンやハンカチで無いことは確かだ。
箱を開いてみると、中には日フィル特製のCDケースが入っていました。(CDが20枚収納出来ます)
皆さん、ちょっと得した感じなのか、もらった人はおもわず笑みがこぼれて明るい表情をしてます。
そして手書きの小さな色紙が入っており”皆様のお心、そして御支援に感謝申し上げます”・・・たぶんコバケンのサイン?が一緒に入ってました。
会場内は満席で沢山の人で熱気が溢れています。
前半の最初は川畠さんのバイオリンでとても優しい音色のメンデルスゾーンでした。
3、4曲目は日フィルの方による演奏で、とても素晴らしい演奏です。
ピアノは昨年のショパンコンクールで4位入賞した関本さんがショパンのピアノ協奏曲 第1番の第1楽章を弾きましたが、とても若々しく希望に満ちた演奏でした。
そして前半のトリは、小山さんのラフマニノフの第2番 第1楽章です。
エメラルドグリーンのドレスはとてもエレガントで小山さんらしさが漂っています。
小山さんの輝かしいプロフィールのご紹介と、日フィルとの深い関りの中で昨年の20週記念コンサートが文化庁芸術祭音楽部門の大賞を受賞さた事が紹介されました。
ラフマニノフの2番は私の1番のお気に入りの曲です。
今日の小山さんのラフマニノフは50周年記念に相応しく、重厚で格調高いピアノの響きが会場内全ての人の心を熱く揺さぶり続けました。
小山さん、素敵です♪小山さんはいつでも私の心を豊かにして下さり、生きる力を与えて下さいます♪♪
大好きな第1楽章が聴けて、本当に幸せでした!!!
後半は、なんとバレエあり、オペラありでとても楽しいコンサートです。
オペラ歌手の声の響きはとても新鮮で、心に染み渡る思いがしますね。。。。。。。。
あっという間に9時を回り最後は、日フィル・第1回定期演奏会のプログラムと同じシベリウスです。
北欧の淡い香りが漂うとても素晴らしい演奏でした!
演奏が終わりホールを出ると、なんと日フィルのメンバーの方が早速出口の所で待機していて、赤いかわいいバラを配っていました。
日フィルのメンバーの方々は、皆さんとてもお優しく、心温かい人たちですね! 
私もバラを片手に銀座線へ向かいました。溜池山王駅のホームには、バラを手にした沢山の人がいて先ほどまで同じ演奏に酔いしれていたんだなぁと、顔を見合わせてお互い思わず笑みがこぼれていました。
日フィルの皆さん、今日は最高の演奏でした。沢山の感動をありがとうございました。
今日の為に沢山の準備をされた事と思います。本当にご苦労様でした。これからまた50年、頑張ってください。
そして小山さん、今日も最高のピアノをありがとうございます。
小山さんのピアノの余韻の続きは、夢の中で楽しみたいと思います。。。。。。。


           
      5時30分頃はまだまだ日は高いです                          久しぶりのカラヤン広場


        
        沢山の方がサントリーホールへ向かっています


                       
本日の公演ポスターですが、薄っすらとまさとが写ってます(笑)


               
        開演前の様子です


       
       休憩時間に日フィルのグッズ販売での皆さん


              
     2006年5月のヨーロッパ公演の紹介


        
       今日は豪華な出演者ばかりです


         
        9時15分に終わりました。                        広場で日フィルの方たちが真紅のバラを下さいました。


          
                                                 CDケースと共に手書きのお礼状が入ってました。


         
 何と日フィル特製のCDケースが全員にプレゼントされました。


           
             クリックで拡大します                             


Date: 2006/9/2(土)
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 第22回 東京の夏<音楽際2006>


2006年7月5日(水)  開演:19:00

会場:東京オペラシティ

イヴリー・ギトリス(バイオリン)
マリオ・ブルネロ(チェロ)
小山実稚恵(ピアノ)


<前半>
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
クライスラー:愛の悲しみ
ブロッホ:ニーグン
クライスラー:美しきロスマリン
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン

<アンコール>
クライスラー:シンコペーション

    休憩

<後半>
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50
          「ある偉大な芸術家の思い出に」

<アンコール>
チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50
          「ある偉大な芸術家の思い出に」
2楽章から 第1変奏、第2変奏、第6変奏
その後はギトリスさんの即興演奏・・・・


今日は、京王新線 初台駅から10分位の場所にある東京オペラシティーです。
超豪華メンバーによる夢の共演でホールは沢山の観客で熱気がみなぎっていました。
今日の小山さんはドレスではなくワインレッドのスラックス姿で、いつのもよりカジュアルな印象です。素敵です!
前半、まず最初は小山さんとチェロのブルネロさんのピアソラ:ル・グラン・タンゴです。
とても情熱的でムード溢れるこのタンゴはクラシック・ファンでなくとも楽しめる曲ですね。
小山さんとブルネロさんの息もピッタリで、グッと押し寄せる音の響きが何とも言えず心地良い気分にしてくれます。
演奏されているお二人もとても楽しそうでした。
続いてバイオリンのギトリスさんと小山さんのピアノです。
84歳のご高齢で現役バイオリニストでは最年長?のお方の様ですが、最初から何かただならぬ雰囲気が漂っていました。
そうなんです、いきなりトークが始まり会場内は騒然としました、、、、が。次の瞬間笑いの渦が巻き起こりました。
小山さんと楽譜を見ながらしきりに会話し、小山さんが大爆笑したりバイオリンと言えば音程がちょっと怪しい雰囲気?の様ですがそれがギトリスさんのキャラの様だし、とにかく今までに無い演奏会です。
クラシック音楽ってこんなに楽しいものなの?と再認識させてくれるギトリスさんのバイオリンはテクニックではなく彼のハートに皆の心が奪われていました。本当に肩のこらない演奏会でした。きっとギトリスさんだから成し得る技なんでしょうね!
小山さんは終始ギトリスさんに思いやりと尊敬の念を持たれて接しられているのが、ヒシヒシと感じられました。
決してピアノの技量だけにとらわれる事の無い、人間小山実稚恵さんを再認識するデュウェットでありました。
後半は3人が勢ぞろいしましたが、一人だけ?怪しい?音程?ギトリスさん??
でも、それが素晴らしく楽しい音楽を奏でる事になります。熱き3人の魂がぶつかり合いながらも不思議と共鳴し合い気が付くと会場内全員の心が熱き3人の奏者と一緒に音楽を楽しんでいました!
とにかく、これまでに味わった事の無い様な楽しさと満足感を充分に吸収出来た一日でした。
最後のアンコールについては、小山さんとブルネロさんが目を丸くするほどギトリスさんが乗りまくり、もう何が何だか分からない様相そうでしたが、素晴らしく楽しめた演奏でした!きっと一生記憶に残る楽しい、思い出深いコンサートだったと思います。
今日は、ギトリスさんの事ばかりが中心の感想になってしまいましたが、小山さん、ブルネロさんの素晴らしい演奏と、お二人の広き心があったからこそ成し得た技だったと思います。

ギトリスさん、どうぞこれからも末永くご活躍頂き、私たちの心を熱くしてください。
そして、小山さん、今日も夢の様な素晴らしい音の世界と心から楽しめた演奏会をどうもありがとうございました。
きっとギトリスさん、ブルネロさんとのコンサートがまた有ると思います。
是非、皆さんもお聴きになられる事をお勧めいたします。
勿論、私も次回もまた楽しませて頂きたいと心から思っております。


        
      急な雨で傘を傘立てに入れる皆さん                             開演前の様子


                       CD売り場はいつもの通リ、大盛況!


        
         休憩時間のホール内の様子です


        
          
 喫茶コーナーも大盛況です


        
          広々とした喫茶コーナーです


              
         ホールでテレビ撮影していました                                3階から見た、1階と2階です。


        
                                                 終演しました


          
           クリックで拡大します                                      クリックで拡大します


Date: 2006/7/5(水)
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