東京交響楽団創立60周年記念 GALAコンサート
2006年9月18日(月・祝)2:00p.m.ミユーザ川崎シンフオニーホール
指揮=ユベール・スダーン
秋山和服、大友直人、飯森範親
司会=池辺晋一郎 ヴァイオリン・司会=干住真理子
フルート=高木綾子
ハープ=吉野直子
ピアノ=小山実稚恵
ソプラノ=佐藤美枝子
テノール=福井敬
バリトン=福高明也
メゾ・ソプラノ=郡愛子
ピアノ=中村紘子
合唱指揮=大谷研二 合唱=束髪コーラス
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<前半>
池辺晋一郎:東京交響楽団のためのファンファーレ(ユベール・スダーン)
ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」作品8-1ホ長調より“春"(秋山和慶/千佳真理子)
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299〜第3楽章(飯森範親/高木綾子/吉野直子)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変□短調作品23〜第3楽章(大友直人/小山実稚恵)
<後半>
ワーグナー:歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲(飯森範親)
モーツァルト:歌劇「魔笛JK.620より“復讐の心は地獄のように"(飯森範親/佐藤美枝子)
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ"(大友直人/福井敬)
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏(大友直人)
ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より“夕星の歌"(秋山和慶/福島明也)
ビゼー:歌劇「カルメン」より“ハバネラ"(秋山和慶/郡愛子)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番ニ長調「戴冠式JK.537〜第1楽章(ユベール・スダーン/中村紘子)
ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付」〜第4楽章から
(ユベール・スダーン/佐藤美枝子/郡愛子/福井敬/福島明也/東響コーラス)
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先日の日フィル50周年に引き続き、今日は東京交響楽団の創立60周年のガラコンサートでした。
演奏以外にもアーチストのトークもあるという事で、とても楽しみです!
司会者の池辺晋一郎さんがおっしゃっていましたが、今日は東京交響楽団の還暦のお祝いになります。
ホール内に入ると写真で見る60周年史と演奏会のポスターが展示されていました。
ポスターはかなり古いものでして、1957年当時のチケットはなんと、¥70円だったようですが、当時の物価を考えると決して安くない金額だったのではと思います。
また、東京交響楽団と共演した著名アーチストのサインも展示されていて、ピアニストのバックハウスやクララ・ハスキル、 サンソン・フランソワがありました。
バイオリニストのヨーゼフ・シゲティもあり、この位のアーチストは今の若い方は、ご存知ないかもしれませんね。ちなみに私は学生時代に聞いた懐かしい名前だったと思います。
ここ川崎ミュージアムホールは比較的新しいホールです。
会場内の席はサントリーホールにちょっと似てますが、よく見ると何か違うな??と思いきや3階から、らせん状に渦を巻きながら1階席に降りてきています。(または、1階から3階へ)
さて、コンサートの開演です。
今日も盛り沢山の演奏プログラムで開演前から、うずうずしてきます。
最初は東京交響楽団と縁の深い、ユベール・スダーンさんの登場です。
指揮者はこの他に、秋山和慶さん、大友直人さん、飯森範親さん、大谷研二さんです。
演奏の方と言えば、勿論トップレベルの演奏で聴いていて心が豊かになってきます。
小山さんは、日フィルの時と同じく、前半のトリを勤められました。
小山さんはブラウンのとてもお洒落なドレスで、いつもながらそのセンスには関心させられています。
そしてまずは小山さんのトークがあり、とても興味深いお話が聞けました。
以前、ブルーノ・レオナルド・ゲルバー来日公演でのチャイコフスキー・ピアノコンチェルト第1番で、ゲルバーさんが急に出演できなくなった時があったそうです。その時の名誉な代役として小山さんにお声が掛かったとの事でした。ただそれが何と当日の公演数時間前の午後3時頃の話で、しかも小山さんはプライベートで美容院におられた時に緊急電話があったそうです。やはり著名なゲルバーさんの代役で緊急事態に対応出来るピアニストと言えば小山さんなんだなぁと、その偉大さに改めて感激しました。
チャイコフスキーはもう言うまでもなく素晴らしいもので、小山さんの終盤の豪快な演奏は心がスッキリします!
休憩後は主にオペラになりますが、確か郡愛子さんは小山さんの親しいご友人とどこかでお伺いいたした事があります。
ぴあ出版から出ています〜ピアノで綴るロマンの旅〜のガイドブックの中でも小山さんのご友人として小山さんについて語られておられますので、きっとそうだと思います。
私は今日始めて郡愛子さんの語りとオペラを聴きましたが、とってもスケールの大きな(オペラもそうですが、人間的にも)お方とお見受けしました。この方がいるだけで周囲が明るくなりそうでした!
最後は第九で締めくくりとなりました。
東京交響楽団の皆さん、とても重厚で権威あるこの楽団をこれからも末永く繁栄させていってください。
さて、次に小山さんとお会いしたすのは、紀尾井ホールでのオーギュスタン・デュメイさんとのデュオリサイタルです。
とても楽しみにしています。季節の変わり目です。ファンの皆さん、そして小山さん、体調を崩さぬようご自愛ください♪
(追伸)
今日も、まさとの思うまま、気の向くままに書かせていただきました。
いつもワンパターンな感想ですみません(笑)
霧雨の様な雨が降っていました ミューザ川崎に着きました
ここがホール入り口です 更に上の階です
あと5分で入場時間です 入場開始となりました
ホールに入りました
沢山のお祝いの献花が。素敵です!
写真で見る60年史
なつかしい写真がありました!
50年近く前のポスターです!
この先のポスターはクリックで拡大します
2006年5月のヨーロッパ公演の紹介
なんと49年前は、チケット代 ¥70円でした! 皆さん、興味津々ですね
CD売り場です 勿論、小山さんの沢山のCDもありました
休憩時間になりました
こちらは、著名人のサインです
なんとウィルヘルム・バックハウスのサインです(クリックで拡大)
ヨーゼフ・シゲティです!
サンソン・フランソワもありました!
4時30分頃に終わりました。
雨はやんでいました! 川崎駅に向かう皆さん
クリックで拡大します
購入したパスケース。素敵な小山さんもいます。(クリックで拡大)
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