2006年5月12日 開演:19:00
会場:JTアートホール アフィニス
<前半>
コダーイ:セレナード ヘ長調 OP.12
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
<後半>
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 OP.44
<アンコール>
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 OP.44 第3楽章
ヴァイオリン:四方恭子
チェロ:山崎伸子
ピアノ:小山実稚恵
ヴァイオリン:吉岡麻貴子
ヴィオラ:佐々木真史
今日は熱狂の日の余韻がまだ覚め止まぬ中での室内楽となります。
JTアートホールは銀座線・虎ノ門駅から歩いて5分くらいの場所にあり、さすがにお金持ちのJT(タバコ)ビルです。
私はタバコは吸いませんが、最近また値上げした様で大きな話題を振りまいているJTです。
コンサートもこの豪華メンバーでチケット2000円、しかも抽選会、無料ドリンク付です。なぜこの様な企画が成しえるか頷けますね。
今日は自由席と言うことでかなり早めに会場に着きましたが、既に40〜50人の方が並んでいました。
超高級感が漂うビル内はとても明くタバコを感じさせるイメージはどこにもありませんでした。
会場内は床がフラットで椅子は設置ではなく置かれていて多目的ホールと言った感じがしました。
私は運よく前の方の列をキープ出来ました。
前半のコダーイはヴァイオリンの四方さん、吉岡さんととヴィオラの佐々木さんの演奏でいきなり迫力のある素晴らしい演奏で度肝を抜かれました。
次のラベルから小山さんの登場です。
小山さんは南海の海を思わせるブルーのドレスでとっても素敵です!
ピアノの小山さんの前にヴァイオリンの四方さんとチェロの山崎さんという配置になっています。
場内での情報などから、このお三方は古くからの大親友で気心の知れあった仲であり演奏活動も沢山されてきている様です。
その様なことから三人の息はまさに寸分の狂いも無く親身一体の演奏で、その音の迫力は例えようも無いくらいに凄まじいもので、ただただため息が出る思いでした。
お三方は完全に現世を抜け出し音楽の世界の中に漂いながら楽器で楽しく語り合っていましたね♪
小山さん、四方さん、山崎さん、本当に生き生きと楽しそうに、そして全ての魂を注ぎ込んで演奏されており、私はこの様な生き生きとした新鮮な演奏は久々な感があります。本当に素晴らしい演奏でした!!
演奏後の舞台上では、微笑ましい位に仲の良い三人が笑顔で称え合っていた姿がとても印象的で場内の皆さんも熱い拍手を送っていました!
後半は小山さんの後輩に当たる芸大出身の若手でありますヴァイオリンの吉岡さんとヴィオラの佐々木さんが加わりシューマンの五重奏曲です。
ヴァイオリンとヴィオラが増えた事で更に音の厚みが加わり、シューマンがわずか数週間で書き上げたこの曲を一気に歌い上げて行きました。
この頃になると聴いている側も完全に演奏者と親身一体になっており、心は宙に漂っている感じでシューマンの世界へ導かれているのでした!
アンコールは再度シューマンの第3楽章で、またまた心は宙に漂ってしまい心憎いアンコールでした!
しかし今日は本当にこんなに安い料金で良かったの?と言った充実のコンサートであり、すごく得をした思いでいた所に更に抽選会もあり特撰のCDを手にされた幸運な方も・・・・・・留めは無料のミネラルウォーターなどでさすがに100回記念コンサートに相応しいものでした。
二日後には熊谷のさくらめいとで再び小山さんのピアノを聴ける幸せを感じながら帰宅へと足を運びました・・・・・・
感想は更に二日後へと続きます・・・・・・・
開演45分前に着き並びました。 やっと入場出来ました。
演奏時間の案内です モニター画面に映し出されている客室です
今回は100回記念特別演奏会 チラシで見る100回との事でした
最後に抽選会がありましたが、私は勿論ハズレです 会場内は抽選結果を見る人で騒然としています
無料でJTのミネラルウォーターなどが配られました。さすがにJT。太っ腹です!
抽選結果を見終わり帰る皆さんです
JTはかなりお洒落なビルでした!
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