まさとの感想コーナーは、一人でも多くの方にクラシック音楽の素晴らしさを知って頂くこと、
また各楽団、各ホールの素晴らしさを伝えるために書かせて頂いております。
主旨をご理解いただけます事、心よりお願い申し上げます。 管理人・まさと
なお、この感想はファンとしての一個人のコメントになりますので、ご了承ください。

▼ 東京交響楽団 東京芸術劇場シリーズ第85回     2006/3/19(日)
▼ 東京文化会館 「大公とます」室内楽の夕べ        2006/2/21(火)
▼ フィリアホール・[モーツァルト餐宴]                  2006/1/9(成人の日)


東京交響楽団  東京芸術劇場シリーズ第85回


2006年3月19日  開演:14:00

東京芸術劇場

<前半>
ブラームス
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83

****** 休憩(15分間) *******

<後半>
ヴォーン・ウィリアムズ
交響曲 第7番「南極交響曲」

東京交響楽団
指揮:大友直人

ピアノ:小山実稚恵

ソプラノ:諸井サチヨ
ナレーション:大和田ルース
女声合唱:東響コーラス
合唱指揮:辻 裕久
コンサートマスター:大谷康子

今日は風が強いでしたが、小春日和を感じさせてくれる一日でした。
昨年聴いたブラームスの2番がまた聴けます。
とても無骨な曲ですが、心に突き刺さる様なブラームスメロディーがたまりません。
私は第1、第2楽章が特にお気に入りです。
今日の小山さんのドレスはワインレッドのドレスに中国風デザインがされていてとっても素敵です!
私の席は前の方の端っこでしたが、小山さんの素敵な後ろ姿とピアノタッチがとても良く見える位置です。
ホルンの響きが客席に流れ出し、いよいよ演奏がはじります。
小山さんの指が鍵盤の左から右へ、そして右から左へと自由自在に動き回ります。
私はブラームスの無骨ですが重い音感がとても気に入っています。
小山さんのピアノは圧倒的なテクニックと重厚な響きがとても素晴らしくまさにブラームスらしいブラームスでした。
第1楽章で鍵盤を細かくたたく箇所がありますが、私はこの部分のメロディーが大好きです。小山さんのロングヘアーが左右に流れながら弾かれていますが、もうただただ感無量でした!
そして一番好きな第2楽章では、小山さんが手のひらを一杯に広げて鍵盤に魂を込めています。
なぜこんなにも心に響くんだろう。小山さんが一生懸命に演奏されているお姿を拝見していて思わず目頭が熱くなる想いでした。
指揮者の大友さんと東京交響楽団のブラームスはスケールが大きく心を振るわせる名演奏でした。
小山さん、心に響き渡るブラームスを本当にありがとうございました。
ブラボーの嵐が何度も小山さんの演奏を称えていました。
後半は初めて聴くヴォーン・ウィリアムズの南極交響曲です。
ナレーションやコーラスがとても新鮮で演劇の舞台を見ている様でした。
南極交響曲は初めて聴きましたが、ホルストの惑星の様な雰囲気で幻想的な所があると思えば、とても迫力あり度肝を抜かれる部分もあり聴き応え十分でした。
2時からのコンサートなので、演奏後の芸術劇場はまだまだ明るい光を浴びていました。


             
             小春日和の芸術劇場前の公園                                 もう直ぐ開演です           


              
                 南極交響曲のポスター                  


               
          エスカレーター前にある小さなホール                                    地域の小学生の絵。みんな驚くほど色彩豊かで上手!


               
                開場時間を待つ皆さん   


               
     芸術劇場ホールにいる銅像                   大ホールの宣伝ポスター


               
      小山さんのCDを手にしているファンの方                           CD売り場はいつも大盛況


               
          開演時間を待つ皆さん             


              
                                                       ホール内を映し出すモニター


              
       こちらは2階席(3階にあたる)フロアー               


              
         芸術劇場から見た池袋の街                             休憩時間の喫茶コーナー



         演奏が終わりました         


               
            まだまだコートが手放せません               


              
                                                帰りのエスカレーターは壮観です!


               
                まだまだ明るいです!



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Date: 2006/3/19(日)
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東京文化会館 「大公とます」室内楽の夕べ


2006年2月21日  開演:19:00

東京文化会館 小ホール

<前半>
ベートーヴェン
ピアノ三重奏曲第7番 変ロ長調 作品97 「大公」

****** 休憩(15分間) *******

<後半>
シューベルト
ピアノ五重奏曲 イ短調 D.667 作品114 「ます」

<アンコール>
シューベルト
ピアノ五重奏曲 イ短調 D.667 作品114 「ます」第四楽章


ピアノ:小山実稚恵
ヴァイオリン:堀正文
チェロ:藤原真理
ヴィオラ:川本嘉子
コントラバス:池松宏

今日は上野の森での室内楽コンサートでとてもクラシック?な気分です!
上野駅を降りて文化会館に向いますが、相変わらず会館周辺はくら〜〜い雰囲気ですね!?
でも、その暗く地味な雰囲気が何とも言えず良いですね!?
6時30分頃に現着しましたが、大ホールと小ホールのお客さんが入り乱れいつもの様に文化会館は熱気で満ち溢れてます!
今日のコンサートは早いうちにチケット完売で当日券も無く、当日券を目当てに来ていたご老人が、なんだ・・・・当日券ないや・・・・
と寂しげだったのがとても印象的でした。
とても広いロビーに余裕を持った人数のお客さんで小ホールはワサワサしてなくて良い雰囲気ですね。
さて、いよいよ演奏が始まります。
今日は一番後ろの席でしたが小ホールなので特に不満もありません。
小山さんはとても鮮やかなグリーンのドレスで一際美しいです!
ベートーヴェンとシューベルトの室内楽♪
正直な所、普段あまり聴かない曲ですがクラシックファンなら喜びそうな曲とアーチスト達ですよね。
ピアノとバイオリンとチェロの三重奏が奏でるべートーウェン。とても高尚です。
そしてシューベルトの五重奏曲、とても印象的な旋律が漂います。
小山さんをはじめアーチストの方々はとても気持ち良さそうに生き生きと演奏されています。
心知れた親しいお友達と楽器を通じて会話されています。小山さん、心起きなく演奏されています。
そして楽しまれて演奏されていますね。これが音楽の原点です、と言っても過言では無いと思います。
密やかな華麗さ、この雰囲気とても良いですね!今日は音楽と伴に演奏者の方達が何の気負いも無く自由奔放にそして伸びやかに演奏されている姿がとても美しかったと思いました!!
演奏後の小山さん、とてもにこやかで他の演奏者の方々と手を取り合って喜ばれていました!
本当に楽しまれて演奏されていたのですね!
会場内の皆さんも、その優れた演奏に心酔いしれていて小ホールは幸せに包み込まれていました!
今日はとても落ち着いた雰囲気の中で、クラシック音楽が本来持つ醍醐味を満喫させてくれる素晴らしい演奏でした。
心から、拍手を贈りたいと思います。


       
              文化会館前の案内板                           小ホール案内の一番上の室内楽シリーズです           


        
      今日の公演のチケットは早いうちから完売でした!                   小ホールへの上り坂


        
                          大ホールと小ホールの観客の方がそれぞれのホールへ向います


        
           小ホール内のロビーです。                             喫茶コーナーと一体となった広いロビー空間


       
     CD売り場はいつもお客さんで一杯です!                       モニターに映し出された場内です


       
    演奏が終わり小ホールから出てきた皆さん                    文化会館前は照明があまり無くて暗いです!



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Date: 2006/2/22(火)
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フィリアホール・[モーツァルト餐宴]


2006年1月9日(成人の日)  開演:19:00

<前半>
オーボエ協奏曲ハ長調K.314     <オーボエ:古部賢一>
ピアノ協奏曲第9番変ホ長調K.271  <ピアノ:小山実稚恵>

****** 休憩(15分間) *******

<後半>
フルート協奏曲第1番ト長調K.313 <フルート:高木綾子>
ヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲変ホ長調K.364 <ヴァイオリン:徳永二男、ヴィオラ:店村眞積>

今日は私の地元であります横浜市の青葉台にあるフィリアホールです。
フィリアホールは東急百貨店の4階にあります。
この辺の地元の人は、ここの東急を良く利用します。
ちなみに大きな本屋もあり、私もよく利用しています。
ここのホールへは10分でこれるので、今日は6時30分に家を出ました。
フィリアホールはこじんまりしていて、見た目はあまり特徴のあるホールありませんが、とてもまとまった素晴らしいホールだと思います。
今日はモーツァルトデーにちなんだオールモーツァルトでとても楽しみです。
前半はオーボエ協奏曲とピアノ協奏曲「ジュノム」です。
オーボエ協奏曲は始めて聴きましたが、とても軽やかで気持ちがのびのびとするとても素晴らしいものでした。
・・・・・・
早速、小山さんの感想に移らせて頂きます。
今日の小山さんは眩いばかりのホワイトのドレスでとっても素敵です!!
小山さんの「ジュノム」は勿論始めて聴く曲でとてもわくわくします。
ジュノムとはフランスの女流クラヴィーア奏者・ジュノム嬢に捧げられたものだそうです。
第1楽章はとても楽しくて生き生きした演奏です。小山さんもとても楽しまれて弾かれています。
私も小山さんの演奏に釣られて心が楽しくうきうきした気分になってきました。
一番印象に残った第2楽章。とても哀愁の漂うロマンチックな曲で小山さんの表情とそしてピアノからはとても切ない気持ちが伝わってきます。
そのメロディーはとても美しく、ただその美しさに酔いしれていました。
そして第3楽章は煌びやかで華やいだ雰囲気のモーツァルトらしい音楽です。
ジュノムという女性がどんな方なのか、小山さんのピアノとN響のメンバーの方々から教えてもらった気持ちになれました。
とても充実した素晴らしい演奏でした。
後半は、フルート協奏曲です。私はフルート協奏曲は始めて聴きます。
高木綾子さんですが、とてものびのびとして爽快なとても素晴らしい演奏でした。
あらためてフルートの素晴らしさとその美しい音色を思い知らされました。
最後にヴァイオリンとヴィオラのための協奏曲ですが、ヴァイオリンとヴィオラの微妙な駆け引きがなんとも言えず心地よい曲でした。
今日はモーツァルト一色でしたが、色々な楽器が楽しめる素晴らしいプログラムだったと思います。


       
         こじんまりしてますがシックなホールです                       今年はどこのホールもモーツァルト一色です             


        
    CD売り場は小山さんとフルート奏者の高木さんです            とても沢山の種類のCDで皆さんどれにしようか迷います


        
 ホール内はとても落ち着いた雰囲気で、デパートの中のホールとは思えません


        
           休憩時間にくつろぐ皆さんです


       
     閉演は9時15分を周っていました                            出入り口は東急百貨店です



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